俳優パク・ジニョン(GOT7)が、まったく異なる2つの作品で圧巻の演技力を見せつけ、視聴者を魅了している。
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彼が出演しているのは、tvNドラマ『未知のソウル』と、映画『ハイファイブ』(原題)。
ジャンルもキャラクターも全く異なる2作品で、説得力ある“没入型の演技”を披露し、俳優としての真価を証明した。
ドラマ『未知のソウル』では、冷静かつ理知的な表情の裏に複雑な内面を抱える弁護士イ・ホス役を好演。
6月1日放送回では、ミレ(演者パク・ボヨン)が実は“ミジ”であると直感し、混乱と執着の狭間で揺れる感情の機微を繊細に描き出した。
さらに、辞職後に襲いかかる無力感や不安といった心理を、抑制された視線やわずかな表情の変化、呼吸のニュアンスまで駆使してリアルに表現。
感情を激しくぶつけるのではなく、静かに崩れていく人物像を浮かび上がらせ、視聴者の没入感を一層高めた。
一方、映画『ハイファイブ』では、一転して冷酷で狂気をはらんだ悪役に挑戦。
パク・ジニョンは、若返ったカルト教団の教祖“ヨンチュン”をベテラン俳優シン・グと共に2人1役で演じている。
膵臓移植によって超能力を得た後、不老不死を目指し他の移植者たちの能力を奪おうとする人物を、緻密なトーンと鋭い眼差しで説得力ある悪役として構築した。
物語が進む中、彼は登場するだけで空気を一変させ、圧倒的な存在感で緊張感を高めていく。
超能力を持つ5人の主人公たちとの対決シーンでは、ユーモアを漂わせながらも不気味な威圧感を醸し出し、“最悪のヴィラン”として強烈な印象を残した。
さらにクライマックスでは、パク・ジニョン自身がアクションにも挑戦。激しい肉弾戦の中にキャラクターの執着や狂気を織り込み、単なるアクションを超えた“演技としてのアクション”を成立させている。
特筆すべきは、シン・グとの2人1役という難役を、外見だけでなく感情の流れにおいても完全に一致させたこと。違和感を一切感じさせずにドラマの頂点を築き上げた。
このように、現実的な理想主義者から冷徹なヴィランまで、幅広い役柄を自らの色で表現するパク・ジニョン。
キャラクターを緻密に分析し、繊細な感情の変化を演じ切る彼の演技は、作品の没入度と物語の完成度を同時に高めており、今後の活動にも大きな期待が寄せられている。
なお、パク・ジニョンが出演するドラマ『未知のソウル』は、毎週土・日曜日にNetflixで配信中。映画『ハイファイブ』は現在、韓国で好評上映中だ。
(協力=BHエンターテインメント)
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