俳優パク・ジニョン(GOT7)が、Netflixで配信中のドラマ『未知のソウル』(tvN)で初回から強烈な印象を残した。
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本作でパク・ジニョンが演じるのは、大手法律事務所の敏腕弁護士イ・ホス。
冷徹に見える論理性の裏に隠された揺れる内面を、繊細な感情の機微で描き出し、視聴者の心を掴んだ。
初回放送では、ホスがミジ(演者パク・ボヨン)と高校時代に接点のあった人物であることが明らかに。
無愛想な言葉遣いの裏に、忘れられない記憶と傷を秘めている様子が描かれ、キャラクターの多層的な心理が垣間見えた。
パク・ジニョンは、言葉よりも眼差しと沈黙を通してホスの不安や距離感を体現し、“境界に立つ人物”の微妙な揺らぎを説得力をもって表現した。
特に、証人の供述撤回の可能性を即座に察知して裁判延期を提案したり、依頼人の前科記録を交渉材料に使うなど、冷静かつ合理的なプロフェッショナリズムが際立つ場面では、ワーカホリックな弁護士像をリアルに演じきった。
また、対立する相手との神経戦の直後、「勝ちたかったんです」と素直に吐露するセリフでは、ホスの内面にある葛藤が浮かび上がった。パク・ジニョンは一瞬の躊躇と自嘲気味なトーンを絶妙に織り交ぜ、キャラクターの人間味を自然に引き出している。
台詞の間合い、相手との距離感、視線の揺れに至るまで緻密に構築されたイ・ホス像。
過去の誤解を思い出しながら感情を抑える場面では、あえて語らずに見せる演技で深い余韻を与えた。
コントロールされた緊張感で物語を支えるパク・ジニョンの演技。感情を抑えることでむしろ人物の深みを浮かび上がらせ、視線や言葉の端々に滲む痛みで、ホスというキャラクターの複雑な背景を丁寧に描き出している。
『未知のソウル』を通じて、改めてその成熟した演技力を証明したパク・ジニョン。静かに、しかし確かに心を打つその存在感に、今後の展開にも大きな期待が寄せられている。
『未知のソウル』は、毎週土・日曜の21時20分に放送中。Netflixでも配信される。
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