『隠し味にはロマンス』がNetflixの1位を獲得する中、カン・ハヌルが相反する2つの魅力を併せ持つ御曹司役で女性視聴者の心を掴んでいる。
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Genie TVオリジナルドラマ『隠し味にはロマンス』で、カン・ハヌルは財閥2世のハン・ボムウを熱演。リアリティのある生活演技と鋭いカリスマを自在に行き来し、視聴者の好みに直撃している。
プロフェッショナルな外面の裏に隠されたギャップある魅力を、ウィットに富んだ表現で描き出しているのだ。
とりわけ、実兄ハン・ソヌ(演者ペ・ナラ)との相続権を巡る鋭い対立や、グループ企業の理事として経営を主導する場面では、真剣かつプロフェッショナルな姿を見せ、緊張感を高めた。
一方で地方の町に身を移し、プライドを捨て、村人たちと打ち解けていく中では、カン・ハヌルならではのユーモラスで機転の利いた表現が光り、笑いを誘った。
何よりも注目すべきは、モ・ヨンジュ(演者コ・ミンシ)と意見をぶつけながらも、少しずつチョンジェの一員として変化していくハン・ボムウの成長を、カン・ハヌルが丁寧に積み重ねていった点である。
彼女の信念や哲学を最初は軽んじていたボムウが、次第にその運営方針を尊重し寄り添っていく姿は、視聴者に強い共感と没入感をもたらした。さらに、モ・ヨンジュと同じ空間で過ごす中で芽生えるボムウの微妙な感情の揺れも、繊細な表情演技によって表現された。
彼女へのときめきを感じながらも、それを無視しようとする戸惑い、そしてゆっくりと彼女に惹かれていく心の変化が、リアルに描かれている。
このように、冷徹なカリスマ性と人間味あふれる温かさをあわせ持つハン・ボムウの魅力を、カン・ハヌルは味わい深く親しみある演技で体現し、視聴者の心をつかんで離さない。
彼自身も「これまで多くの作品で財閥キャラクターを見てきたが、ボムウだけの違いを出したくて、抜けた一面と強い自尊心のギャップを描こうと努力した」と語っており、彼が創り上げていくハン・ボムウ像にますます期待が高まる。
このようなカン・ハヌルの熱演に支えられ、『隠し味にはロマンス』は公開3日目にしてNetflix「本日、韓国のTOP10シリーズ」第1位を獲得し、大きな反響を呼んでいる(2025年5月15日現在)。
なお、Genie TVオリジナル『隠し味にはロマンス』は、毎週月曜・火曜の夜10時にENAチャンネルで放送され、放送直後にはKT Genie TVで無料VODとして独占配信されている。OTTではNetflixにて視聴可能である。
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