テレビ東京で放送中の『ホジュン~伝説の心医~』では、キム・ジュヒョクがホ・ジュンを演じているが、彼の妻となるイ・ダヒに扮しているのがパク・ウンビンだ。
【写真】パク・ウンビン、黒縁メガネをかけても可愛いすぎる!“癒される笑顔”
パク・ウンビンといえば、『ウ・ヨンウ弁護士は天才肌』の大ヒットによって今ではトップ女優になっているが、『ホジュン~伝説の心医~』に出演しているときは、子役から大人の女優として成長したばかりの新進女優だった。
そんな若々しいパク・ウンビンが演じるイ・ダヒ。もともとは両班(ヤンバン)の高貴な娘であった。しかし、父が謀反の疑いで逃亡したために、イ・ダヒも父と一緒に流浪せざるをえなかった。しかし、その父も亡くなってしまい、ホ・ジュンがしっかりと葬式を行ってくれた。それゆえ、イ・ダヒはホ・ジュンに対してとても恩義があったのだ。
また、ホ・ジュンのほうもイ・ダヒの清楚な姿にすっかり一目惚れしており、彼女のことをずっと慕っていた。ようやく亡き父の濡れ衣が晴れてイ・ダヒも両班としての身分を回復するのだが、そうなると身分の低いホ・ジュンとは釣り合いが取れなくなる。
ホ・ジュンもイ・ダヒのことを諦めざるを得なくなってきた。それでもイ・ダヒがホ・ジュンの元を訪ねてくれた。薬草を採るためにずっと不在だったホ・ジュンが彼女の訪問を知ると、あわてて船着き場に行き、イ・ダヒとようやく再会を果たした。そして、ついに結婚するに至ったのである。
ホ・ジュンの母親のソン氏(演者コ・ドゥシム)は、身分が合わないということで、この結婚を大反対した。それでも、ホ・ジュンは立派に母親を説得して自らの幸せを勝ち取ったのである。
それにしても、朝鮮王朝当時は、身分の違いがあれば結婚が絶対に許されなかった。そのことを乗り越えてホ・ジュンの妻となったイ・ダヒは、とても性格が良い女性だった。そんなイ・ダヒをパク・ウンビンが純粋な感性で演じて、その評価がとても高かった。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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