チャン・グンソクの主演作で誰もが真っ先に取り上げるのは、やはり『美男〈イケメン〉ですね』(2009年)に違いない。彼はこのドラマが大ヒットした理由について、次のように語っている。
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「ヒットするとは全く思っていませんでした。出演している俳優たちも若い人ばかりで、このドラマがお茶の間で定着するかとても心配していました。しかし、幸いに多くの方に愛していただきました。『美男〈イケメン〉ですね』で演じて自分らしい姿にたどり着いたような気がしています。主人公は正直で可愛らしく、漫画から飛び出したようなキャラクターなのですが、ドラマを通して多くの方々と出会うことができて楽しかったです。これからも俳優として様々なキャラクターにチャレンジしていきたいですね」
チャン・グンソクは、『美男〈イケメン〉ですね』の次に『メリは外泊中』(2010年)に主演している。
「このドラマの撮影中には面白いエピソードがたくさんありました。キャラクターの設定上、酒に酔っているというシーンがとても多かったのですが、実際にお酒を飲んでから撮影に臨むこともありました。僕は寒いのが苦手なのに、韓国はとても寒いんですよ。撮影の時にからだ中に携帯カイロを貼っていたりしましたが、撮影が終わっても貼っていることを忘れて家に帰ってしまい、あやうく寝てヤケドしそうになったこともありますよ。あのときはあせりました」
そう言ってチャン・チャングンは大いに笑っていた。
2012年にチャン・グンソクは『ラブレイン』でユナ(少女時代)と共演した。その中で印象深いエピソードを披露してくれた。
「ユナさんと恋人の雰囲気で心がドキドキするシーンがたくさんありました。あるとき、小さなソファの上で2人がキスをしました。ホントにドキドキしました。好きなセリフは『お前のことが好きかどうかわからないけど、とりあえず、一緒にそばにいたい』というもの。このセリフは、一見クールなのですが、すごく弱くて強がっている少年のようでした」
そのように、チャン・グンソクは演じるキャラクターの心情を察していた。
文=大地 康
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