tvNドラマ『ジョョンニョニ:スター誕生』(Disney+で配信)が、tvNドラマ歴代視聴率ランキング9位にランクインし、有終の美を飾った。原作と違う結末を迎えたことに対して賛否両論があるが、俳優たちの名演技には惜しみない拍手が送られている。
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11月17日に放送された最終回(第12話)の視聴率は、首都圏平均17.1%・最高18.8%、全国平均16.5%・最高18.2%を記録。初回4.8%から始まり、第4話で12.7%と二桁を突破した『ジョンニョン』は、最終回でついに“魔の15%”の壁を越えた。
最終回は感動の連続だった。
オーディションを通じて『双塔伝説』の主人公役はジョンニョン(演者キム・テリ)に決まり、ライバルのヨンソ(演者シン・イェウン)は結果を受け入れた。ジョンニョンとヨンソは梅蘭(メラン)国劇団を愛する人々の応援の中で舞台に立ち、渾身の演技を繰り広げた。
特にジョンニョニは、これまで「梅蘭の王子」として君臨していたオクギョン(演者チョン・ウンチェ)とは180度異なる、狂気に囚われた芸術家という新たな男役を見事に演じ切り、「梅蘭の新しい王子」の誕生を知らせた。自身の声と演技で舞台の上で輝く星となったジョンニョニの姿は、視聴者の胸を打った。
「女性国劇」という珍しいテーマを、俳優たちは圧倒的な演技力で牽引した。
キム・テリは「さすがキム・テリ」という賛辞を受け、シン・イェウンも『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』を超える演技を披露した。チョン・ウンチェはオクギョンという最高のキャラクターに出会い、ソ・ヘラン役のキム・ユンヘ、ホン・ジュラン役のウ・ダビも鮮烈な印象を残した。
ところが、原作と異なる結末に落胆する声も上がっている。
原作のウェブ漫画ではほとんどのキャラクターが自らの夢を最優先にし、女性たちの希望を伝えていた。しかし、ドラマの最終回ではホン・ジュランとヨンソの姉が結婚を選ぶ展開となり、一部の視聴者から「女性の物語を台無しにした」という批判が寄せられている。
それでも『ジョンニョニ』は全国平均視聴率16.5%を打ち出し、tvNドラマ歴代視聴率ランキング9位にランクインした。
『涙の女王』(24.9%)が不動の1位をキープしているなか、8位の『シュルプ』に続く9位となり、『ヴィンチェンツォ』(14.6%)を上回る結果を残した。
キム・テリにとっては『ミスター・サンシャイン』に続き、再びtvNドラマとの抜群の相性を証明した。『二十五、二十一』でも高い評価を受けたキム・テリは、『ジョンニョン』で再びネームバリューを強めた。
キム・テリは役作りのため、2021年から約3年間、歌の勉強に励んだ。さらに木浦(モクポ)方言の習得のため現地で耳を慣らす練習を行い、週2~3回の方言レッスンを受けたという。「代替不可能な女優」としての品格を改めて見せつけた。
11月18日、キム・テリは所属事務所を通じて次のようにコメントを発表した。
「不可能に近い挑戦だったが、奇跡のように作られたドラマが、視聴者の皆さんに短期間で愛された。まず視聴者の皆さまに心から感謝を申し上げたい。また、このドラマを作る勇気を出し、奇跡を生み出した制作スタッフの方々、一緒に挑戦した俳優の皆さんにも、心温まる感謝を伝えたい」
視聴率、話題性、そして感動のストーリーでtvNの歴史に名を刻んだ『ジョンニョニ:スター誕生』は、Disney+で配信中だ。
(記事提供=OSEN)
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