【修羅場の『善徳女王』】悪魔のようなミシルにトンマンは栄光の勝利をつかめるのか

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テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『善徳女王』。全62話で放送されているが、いよいよ終盤に入ってきてドラマが劇的に動いてきた。その中で本当に大きな出来事になったのは、ソファ(ソ・ヨンヒ)が死んだことだった。

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ソファはもともと王室の侍女であった。しかし、王家に双子が生まれてしまい、彼女が重要な使命を託された。それは、「王家に双子が生まれると後継ぎの男子が途絶える」という厳しい戒めによって、誕生した姉妹の妹であったトンマン(イ・ヨウォン)を殺さなければならなくなったときだ。

あまりにもつらい悲劇なので、生まれたばかりのトンマンを引き受けて王宮から脱出させたのがソファであった。本当に苦労の末に彼女は生き延びて、中国でトンマンと2人で新しい人生を切り開いていた。

しかし、ミシル(コ・ヒョンジョン)が放った刺客チルスク(アン・ギルガン)の執拗な追跡を受けて、砂漠でソファは命を落としたと思われていた。

その後、生き延びたトンマンは、新羅(シルラ)に戻ってきて、ついに王女として認められた。やがてソファが生きていることがわかり、彼女は新羅に戻ってきてトンマンのそばで再び侍女となった。

『善徳女王』
『善徳女王』のトンマン王女とミシル(写真=(C)MBC)

トンマンとミシルの直接対決

中国にいるときに母親と娘であった2人の関係も、今度は「王女と侍女」に戻った。しかし、トンマンはミシルの陰謀によって絶体絶命のピンチとなり、ソファは自らトンマンの身代わりを申し出てついに死んでしまった。

これは、トンマンにとって痛恨の悲劇だった。ソファは一度中国で死んだと思われたのだが、今度は本当にトンマンを助けるために自ら命を落とした。それは、涙なくしては見られない究極の自己犠牲だった。

とはいえ、トンマンの危機はまだ続いている。11月7日の第48話では、トンマンがミシルの陰謀に打ち勝つ状況になってきたのだが、苦境に陥ったミシルがトンマンに向けて鋭い矢を放った。果たして、トンマンはミシルとの直接対決で栄光の勝利をつかむことができるのか。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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