10月3日、韓国・釜山で「第29回釜山国際映画祭」の出品映画『劇映画 孤独のグルメ』の記者会見が行われ、主演兼監督の松重豊が出席した。
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今回の映画で主演と監督を務めた松重は、『孤独のグルメ』の五郎さんとして韓国でも親しまれている。
彼は『劇映画 孤独のグルメ』のメガホンをとった理由について、「本来この作品は12年間続いてきたテレビシリーズだ。日本のテレビ業界はあまり良い環境ではなく、人材が他の業界に流出している危機感を感じた。現場ではスタッフが辞めてしまうこともある。日本のドラマ業界に刺激が必要だと考え、それなら『孤独のグルメ』の映画を作ろうと思った」と説明した。
ポン・ジュノ監督に手紙を送ったエピソードも明かしている。
「(劇場版では)違う側面も見せたいと思い、韓国のポン・ジュノ監督に劇場版の演出をお願いする手紙を送った。『孤独のグルメ』は韓国にも知られているので、ご一緒できれば嬉しいという無謀なお願いだった。しかし、ポン監督からは『スケジュールが合わず演出は難しいが、完成を楽しみにしている』というお返事をいただいた」
「ポン監督の期待に応えるためにも劇場版を作ろうと思った」という松重は、「他の監督に任せるよりも自分でやろうと決めた。僕がリーダーシップを持って現場を成長させることにも意味があると思った」と語った。
「第29回釜山国際映画祭」は、10月11日まで開催される。
(記事提供=OSEN)
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