韓国KBS2新ドラマ『完璧な家族』(原題)で初の韓国ドラマ演出を務めた行定勲監督が、ドラマへの愛情を示した。
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来る8月14日より放送される同作は、誰が見ても幸せで完璧な家族が、娘の殺人によってお互いを疑い始めるミステリーサスペンスドラマだ。
特に、各種映画祭で注目を浴びてきた行定監督が手がける初の韓国ドラマである。行定監督は、「もともと韓国ドラマに興味があり、韓国のスタッフや俳優たちの仕事を間近で見たかった」と、演出を引き受けた理由を明かした。
「韓国映画やドラマの中でも、特に人間の暗い面に焦点を当てた作品が好きだった。このドラマの原作マンガがまさにそうで、家族の知られざる真相が次第に明かされる展開が面白く、青春群像劇からミステリー、そしてヒューマンドラマへと変化するストーリーに惹かれた」
ドラマの制作過程で感じた苦労も語っている。
「私は映画監督なので、ドラマ制作のスピード感が分からず、最初は戸惑った。すべてを自分の思い通りにコントロールできないことに気づき、スタッフや俳優に任せる部分が多くなった。特に撮影監督には大いに助けられた。スケジュールの変更で急に場所が変わった際、撮影監督が現場で瞬時に判断し、照明監督と共に素晴らしいシーンを作り上げてくれた」
演出のポイントについては、次のような説明で期待感を高めた。
「まず、キャスティングが重要だった。基本的に俳優の考えを聞き、彼らの意志を理解した上で、韓国の人の感情表現を妨げないように演出した。家族の存在の仕方が物語のテーマだったので、家のセットにこだわり、光と影の表現こそが俳優の心理を視覚化するものだと思い、光の当て方にこだわったりした」
行定監督は最後に、「このドラマは家族の絆のあり方を問いかける物語だ。韓国のみならず、世界中のドラマファンに届けたい。映画ファンの皆さんも、僕の新たな挑戦を見守ってほしい」とメッセージを伝えた。
(記事提供=OSEN)
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