佳境を迎えた『青春ウォルダム』で王家の滅亡を狙う恐ろしい勢力とは?

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NHKの BSP4KとBSで放送されている『青春ウォルダム 呪われた王宮』は、パク・ヒョンシクとチョン・ソニが主人公2人を演じている青春ミステリー時代劇だ。

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世子イ・ファン(パク・ヒョンシク)は「呪いの書」によって精神的に苦しめられている。さらに、彼の師匠の一家を襲った毒殺事件が影響してくる。そのときに唯一生き残ったミン・ジェイ(チョン・ソニ)は毒殺事件の犯人にされてしまったが、無実を証明するために王宮の内官になって抜群の推理力を発揮していた。

このように展開していた『青春ウォルダム 呪われた王宮』は、第9話で王家の滅亡を狙う勢力の存在が明らかになった。重要なのが市中にバラまかれた怪文書だ。そこには、10年前に反乱を起こして処刑された宋氏(ソンシ)の首領の亡霊が王家の李氏(イシ)を滅ぼす、という内容が書かれてあった。

それだけではない。王宮の中で目立つ場所にあった李(すもも)の木が突然燃やされるという事件が起こった。李の木は王家の象徴だ。その大事な木が燃やされたことは、あまりに不吉な出来事であった。

市中は大騒ぎになった。このとき、忠臣として信頼されていた左議政(チャイジョン/政府のナンバー2)のハン・ジュンオン(チョ・ソンハ)が疑われたのだが、イ・ファンの果敢な行動によってハン・ジュンオンの無実が証明された。そうなると、最も怪しいのは、右議政(ウイジョン/政府のナンバー3)のチョ・ウォンボ(チョン・ウンイン)だ。

青春ウォルダム 呪われた王宮
画像=tvN

何かを企む狡猾な男

彼は『青春ウォルダム 呪われた王宮』でも一番の悪役と言える存在である。姪を王妃にして、国王の外戚として相応の権力を持っている。しかも、イ・ファンから世子を奪い取ろうと画策している。しかも、10年前の反乱で宋氏の首領を取り締まったのがチョ・ウォンボだった。狡猾な男なので、何かを企んでいることは間違いない。

果たして、それが何なのか。いよいよドラマは、イ・ファンとチョ・ウォンボの対決場面が鮮明になっていくことだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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