人気ドラマ『太陽を抱く月』などにも出演して日本でも知られたベテラン俳優のキム・ヨンエがこの世を去って7年が経った。
1970年、MBC公開採用3期タレントとしてデビューしたキム・ヨンエ。韓国では包み込むような温かさとたくましさを持つオモニ(母)のイメージが強い、“国民の母親”だった。
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2000年代には事業家としても名を馳せ、しばらく演技活動を中断したりもした。しかし、2007年に事業が失敗すると、その衝撃とストレスで2012年に膵臓ガン治療を受け始めた。
しかし、その時も彼女の演技への情熱は冷めなかった。 闘病の事実を隠したまま『太陽を抱く月』の撮影を敢行。 キム・スヒョン、ハン・ガイン、チョン·・ソンなどと共に熱演を繰り広げ、視聴者たちを魅了した。ドラマが大成功するのを見た後、9時間の大手術を受けたこともあった。
その後も着実にドラマと映画を行き来しながら作品活動を続けた。2016年8月27日から2月26日まで54部作で放送されたKBSの週末劇『月桂樹洋服店の紳士たち』ではチェ・コクジ役で視聴者たちをブラウン管の前に引き寄せた。だが、この時膵臓ガンが再発し、キム・ヨンエは入院していた病院から外出して撮影した。
ドラマは高い視聴率と話題性を記録して有終の美を飾ったが、キム・ヨンエはこれを遺作として残して目を閉じた。 自ら自分の人生を整理し始め、2017年4月9日午前、家族が見る中で生を終えた。まだ演技への情熱をさらに燃やせる67歳だった。
多くの先輩·後輩の仲間たち、家族とファンの涙の中のキム・ヨンエは永眠した。そして、いつの間にか7年という時間が過ぎた。
それでも依然として多くの人々は彼女のこと記憶している。故キム・ヨンエは空の星になったが、彼女が残した演技は相変わらず輝いている。
(記事提供=OSEN)
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