新年早々、朗報が飛び込んできた。人気俳優のパク・ボゴムがキム・ソヒョンと共演して新ドラマ『グッドボーイ』(原題)に出ることになったのだ。このドラマは、「オリンピック特別採用」で警察官になったメダリストたちが、不正と反則がはびこる世の中でワルに立ち向かうというアクション群像劇だ。今年後半にJTBCでの放送が予定されている。
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ドラマの内容から見ても、正義感あふれるヒーローの役は爽やか系のパク・ボゴムにピッタリだ。彼の過去のドラマを見ても、イメージの上で一番ふさわしかったのが、理知的で道理をわきまえた青年の役だった。たとえば、時代劇『雲が描いた月明り』で扮したイ・ヨンという世子(セジャ/国王の正式な後継者)がそうだった。
このイ・ヨンは歴史的には孝明世子(ヒョミョンセジャ)のことなのだが、実在の彼は若くして亡くなってしまった。しかし、ドラマの中ではパク・ボゴムがイ・ヨンに成りきって最後まで元気に政務を全うしていた。そのことが本当に嬉しかった。
このように、『雲が描いた月明り』でのパク・ボゴムの奮闘ぶりは本当に適役だったが、主役のモデルとなった実在の孝明世子も魅力的な人物であった。
彼は1809年に生まれており、父親は23代王・純祖(スンジョ)だ。孝明世子があまりにも頭脳明晰だったので、純祖はまだ18歳だった孝明世子に政治を代行させた。
このときも、優れた政治センスを発揮して成果を挙げている。「国王になれば立派な大王になるのではないか」と期待を抱かせたのだが、運命だけは変えることができなかった。彼は急な病で倒れ、21歳の若さで亡くなった。
そんな無念な孝明世子だったが、『雲が描いた月明り』でパク・ボゴムが華麗な人生を再現してくれた。それから8年が経ち、今度は彼がドラマ『グッドボーイ』(原題)で正統派の警察官を演じてくれる。オリンピックのメダリストだけに運動神経が抜群の役であることだろう。どんなふうにワルをこらしめていくのか。とても期待が高まるドラマだ。
文=大地 康
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