【新春にピッタリ】主人公カップルが魅力的な「新感覚派時代劇」ベスト3!

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ひとくちに「時代劇」といっても、韓国ドラマの場合はさらにジャンルが細分化されている。「重厚な歴史劇」「朝鮮王朝時代を描いたラブコメ」「身分制度の抑圧によって苦難にさらされる純愛もの」などがあるが、今回取り上げたのは新感覚派の時代劇だ。イケメン&美女が奔放に時代を突き抜けていくドラマを3本選んでみた。

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『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』(2019年)

画像=KBS

出演者(役名)/チャン・ドンユン(チョン・ノクドゥ)、キム・ソヒョン(トン・ドンジュ)、カン・テオ(チャ・ユルム)、チョン・ジュノ(光海君)

〔視聴ポイント〕設定が奇抜だった。チャン・ドンユンが演じる主人公ノクドゥは、男子禁制の村に入り込むために女装して弱々しい女性に扮していた。特に傑作だったのが、女装がバレそうになってノクドゥがあわてる沐浴のシーンだった。痛快なほど笑いが止まらなかった。

物語の後半は、王位をめぐる争いが重厚に描かれていた。ノクドゥが護衛武士として派手なアクションシーンを披露したが、見応えがあった。

『100日の郎君様』(2018年)

画像=tvN

出演者(役名)/ド・ギョンス(イ・ユル=ウォンドゥク)、ナム・ジヒョン(ユン・イソ=ホンシム)、ハン・ソヒ(キム・ソヘ)、キム・ソンホ(チョン・ジェユン)

〔視聴ポイント〕ド・ギョンスが演じる主人公イ・ユルは悪徳高官に命を狙われてしまい、結果的に記憶喪失になってウォンドゥクという農民に生まれ変わる。結婚したのがナム・ジヒョンの扮するホンシムで、この夫婦の掛け合いが最高に楽しかった。とにかく、ド・ギョンスとナム・ジヒョンが演じる夫婦愛がとても麗しかった。

物語の後半になると、イ・ユルが記憶を取り戻して王宮に復帰して、狡猾な悪徳高官と壮絶な闘いを繰り広げていく。コミカルな場面も多いが、重厚な王朝絵巻のようにストーリーもうまく織り込まれていた。まさに「新感覚」だ。

『雲が描いた月明り』(2016年)

画像=KBS

出演者(役名)/パク・ボゴム(イ・ヨン)、キム・ユジョン(ホン・ラオン)、ジニョン(キム・ユンソク)、クァク・ドンヨン(キム・ビョンヨン)

〔視聴ポイント〕男装した女性が国王の後継者たる世子の側近になるという、ありえない設定なのだが、実は史実を巧みに取り入れていて、脚本が本当によくできていた。それでいて、主役のパク・ボゴムとキム・ユジョンという美男美女がコミカルに笑わせてくれる。まさに「ラブコメ」と「本格派」の両方を兼ね備えた時代劇だ。

痛快なのは、パク・ボゴムが演じた世子が典型的なツンデレで、厳しい顔が多かったのだが、キム・ユジョンが演じたヒロインとのロマンスでは一転して柔らかな感性を見せてくれた。その切り替えしがとても面白かった。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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