テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『ヒョンジェは美しい~ボクが結婚する理由(わけ)~』では、12月22日の第26話で三兄弟が取り組む結婚プロジェクトが新たな展開を迎えていた。とにかく、歯科医師の長男ユンジェ(オ・ミンソク)、弁護士の次男ヒョンジェ(ユン・シユン)、まだ定職がない三男スジェ(ソ・ボムジュン)という3人の駆け引きが活発になっていった。
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一番うまくいっているのはヒョンジェかもしれない。彼はミレ(ペ・ダビン)と順調な交際を続けていた。このままいけば無事にゴールインして結婚プロジェクトの達成者になれそうだ。
その一方で、先行していたスジェの様子が怪しくなってきた。気が合うユナ(チェ・イェビン)を巧みに説得して「みせかけの結婚相手」になってもらえたのだが、なかなかゴールにたどりつけない。
しかも、母親のギョンエ(キム・ヘオク)があまりにもスジェの味方になっていることが「公平ではない」と家族からクレームがくるようになった。さらに、狙っているジムの経営問題も不透明になりそうな雲行きだ。スジェに関しては今後も思わぬ事態が待っているかもしれない。
それでは、ユンジェはどうなのか。彼はヒョンジェが勤める弁護士事務所の代表ヘジュン(シン・ドンミ)と付き合っていて、小さな食い違いがあっても解決しながらいい関係を築いていた。しかし、2人の仲をヒョンジェはまったく知らない。あくまでも、ユンジェはヘジュンと内緒で付き合っているのだ。
とはいえ、ヘジュンはヒョンジェの上司だし、いつまでも隠していられるわけではない。いつかは告白をしなければならないのだ。視聴者としては「早く言ってしまえばいいのに」と思うのだが、長い物語の展開から言えば、そう簡単には公表しないかもしれない。
そこが、シナリオの妙とも言える。いずれにしても、ユンジェとヘジュンの「大人の関係」はフラフラと揺れており、今後の先行きが一番謎めいている。
文=大地 康
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