パク・ウンビンが主演する『無人島のディーバ』がNetflixで配信されてから、すぐに人気を集めている。第1話は子役からの登場だったが、本当に面白いスタートだった。
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離島に住んでいる中学生のソ・モクハは、歌手になることを夢見ている。彼女のお気に入りの歌手がユン・ランジュ(キム・ヒョジン)だ。ソ・モクハはユン・ランジュが審査するオーディションに応募するために自分でミュージックビデオを作った。その時に色々と助けてくれたのが同級生のチョン・ギホであった。
この共同作業を通して二人はお互いをよく知り合うようになったのだが、共通点があった。それは共に父親からひどいDVを受けているということだった。そんな状況ではソ・モクハの歌手になるという夢は叶うはずがない。そのことを心配したチョン・ギホは、ソ・モクハを助けようと決意して、彼女が島を出ていく手助けをする。
しかし、彼女は父親に見つかって、フェリーの中で必死に逃げようとする。その最中に彼女は海に落ちてしまった。しかし、奇跡的にソ・モクハは命が助かって無人島に漂着した。そこで彼女は一人で生きていかざるを得なくなった。
そして、15年間が過ぎていた。第2話からはソ・モクハをパク・ウンビンが演じるようになった。ずっと無人島で住んでいたソ・モクハを見つけたのが、テレビ局に勤めている兄弟であった。
カン・ボゴル(チェ・ジョンヒョプ)はプロデューサーであり、兄のカン・ウハク(チャ・ハギョン)は記者をやっている。この二人がボランティアで海のゴミを拾う作業をしている時にドローンを飛ばしたところ、ソ・モクハが偶然に発見されたのであった。
何と言っても15年間も無人島で暮らしたというソ・モクハはニュースのネタになった。そこで、カン・ウハクはソ・モクハに密着していろいろと取材に駆け回る。その過程で取材対象としてではなく、人間としてのソ・モクハに興味を持ち始めた。
カン・ウハクには記憶喪失になっていた時期があって、それとチョン・ギホがどう結びつくのか。そのあたりが非常に興味深く描かれていきそうだ。
文=大地 康
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