【ドラマ解説】『ポッサム』で両班に復帰したキム・デソク!科挙に挑戦

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テレビ東京で放送中の『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』。11月1日の第17話ではチョン・イルが演じるバウが両班(ヤンバン)のキム・デソクになっていく過程が描かれていた。

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それまでキム・デソクは賤民(チョンミン)となっていた。彼の祖父のキム・ジェナムが謀反の濡れ衣を着せられて処刑されたので、その孫であるキム・デソクも賤民として生きていくしか仕方がなかった。

それで「ポッサム」(善意の誘拐)をするような盗っ人バウになっていたのだが、彼は名誉を回復して再び両班に復帰できた。同時に、没収されていた財産や屋敷を取り戻すことが可能になったのである。

朝鮮王朝は厳しい身分制度を採用していて、両班は最上位なのだが、賤民は最下層であった。それゆえ、官職に就くことができなかった。つまり科挙を受ける資格がなかったのである。

しかし、両班に戻ったキム・デソクは科挙もオーケーとなり、第17話では科挙に挑むキム・デソクの姿が描かれていた。このように、第17話は『ポッサム~愛と運命を盗んだ男~』にとっても主人公の境遇を大きく変える局面になっていた。

両班として科挙の試験を受けるキム・デソク(写真=© MBN All rights reserved)

命を狙われたキム・デソク

朝鮮王朝第15代王・光海君(クァンヘグン)の見ている中で、科挙に臨んだキム・デソクが弓を射ったり、火縄銃を撃ったりするシーンが描かれている。

しかし、彼は火縄銃の試験のときに別の受験者の誤射を受けて倒れてしまうが、その受験者は「誤射と見せかけてキム・デソクを撃て」とイ・イチョムの命令を受けた者だった。

イ・イチョムの卑劣な行為によって命を狙われてしまったキム・デソクは助かるのだろうか。

『ポッサム』には緊張感のあるシーンや刺激的なシーンなどがあるが、どれも面白く描かれているし、チョン・イルを始めファイン翁主役のクォン・ユリやイ・デヨプ役のシン・ヒョンス、光海君役のキム・テウなど名俳優たちの迫真の演技からも目が離せない。
果たして、『ポッサム』はこれからどんな展開を見せてくれるのかに注目したい。

文=大地 康

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