カン・ドンウォンが主演する新作映画『チョン博士退魔研究所:ソルギョンの秘密』(原題)が、6日連続でボックスオフィス(映画ランキング)1位を記録。秋夕連休に公開された映画のうち、観客動員数100万人を突破した唯一の作品となった。
【インタビュー】カン・ドンウォンが「カンヌ訪問」で感じたこと
同作は、幽霊は信じないが幽霊のような洞察力を持つ偽退魔師・チョン博士(演者カン・ドンウォン)が、経験したことのない強力な事件を依頼されることで繰り広げられる物語。
村を守ってきた当主の長男・チョン博士は、助手のインベ(演者イ・ドンフィ)と一緒に偽の退魔師として活動している。ある日、幽霊を見る女性のユギョン(演者イ・ソム)が彼らを訪ね、幽霊に憑かれた妹ユミン(演者パク・ソイ)を退魔してほしいと依頼する。
映画は占いや巫女など、シャーマニズムに現代技術のCGを施した、オカルトアクションを掲げているが、ヒットの最大の理由はカン・ドンウォンと言っても過言ではなさそうだ。
原作となったウェブ漫画の主人公より、カン・ドンウォンがより“漫画のような”ビジュアルで華麗なるアクションを披露しながらスクリーンを埋め尽くすのだ。
観客が「カン・ドンウォンを見に行く」と言うほど、映画におけるカン・ドンウォンの存在感はすごい。
キム・ソンシク監督はインタビューで「実はカン・ドンウォンさんに出演してもらえなかったら、また助監督に戻るつもりだった。ドンウォンさんじゃないとダメだと思った。キャスティングに失敗したら、撮影に入れないと思った」と語るほどだった。
カン・ドンウォンの漫画のようなビジュアルが、ファンタジー要素とB級感に説得力を高めた。
キム監督は「ドンウォンさんが目を覚ます映画の最初のシーン。その時の瞳孔、表情、肌のきめ細かさまで、美しい方だった。僕の器が小さすぎて(上手く撮れず)申し訳ない」と話している。
カン・ドンウォンのビジュアルとアクションだけでも、100%満足できるという反応が出ている『チョン博士退魔研究所:ソルギョンの秘密』。
圧倒的に観客を呼び込みながら静かだった映画館に活力を吹き込んでおり、今後の興行成績にも期待が集まっている。
(記事提供=OSEN)
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