時代劇『イ・サン』においてヒロインのハン・ジミンが演じるソン・ソンヨンは、図画署(トファソ/公式的な行事を描写する絵を作る部署)で働いている。その職場で先輩となっているのがチョビである。女優のイ・イプセが演じている。
【関連】『イ・サン』で強烈な悪女を演じる2人はどんな女優なのか
チョビは本当に調子がいい女性だ。最初はソンヨンに対して本当に厳しかった。いじめたり辛い仕事をやらせたりしていた。特にソンヨンに洗濯ばかりやらせていたのがチョビであった。そういう意味ではどの職場にもいる意地悪な先輩であり、そばにあまりいたくないというタイプだった。
そんなチョビが突然大変身してしまう。ソンヨンに対して急に優しくなったりしたのだ。この変わり身には何があったのか、それはパク・テスの存在が大きかった。
ソンヨンの友達としてパク・テスがいるということがわかった途端に、チョビは態度をガラリと変えたのだ。どうやら、パク・テスに気があるようだ。これにはソンヨンも戸惑ってしまった。
実は、パク・テスはチョビのことを「怖い先輩だ」とソンヨンから聞いていた。しかし、目の前に現れたチョビはとても優しい女性だったので、パク・テスもびっくりしてしまった。
このようにチョビは相手によって態度がすぐに変わる女性であり、女優のイ・イプセが感情豊かに演じている。
そんなイ・イプセは、『イ・サン』の他にも『ホジュン~宮廷医官への道~』『宮廷女官 チャングムの誓い』『オクニョ 運命の女(ひと)』にも出演している。
『ホジュン~宮廷医官への道~』は、チョン・グァンリョルが両班の息子で医員のホ・ジュン役を演じていた時代劇で、イ・イプセは医女のオンジ役で登場していた。
『宮廷女官 チャングムの誓い』は、女官から医女になった主人公のチャングムをイ・ヨンエが演じていた時代劇で、イ・イプセは意地悪な女官でユン・マッケ(ナ・ソンギュン扮)の姪ユン・ヨンノとして登場していた。
『オクニョ 運命の女(ひと)』は、チン・セヨンが典獄署で育った天才少女オクニョ役を務めた作品で、イ・イプセはユン・ウォニョン(チョン・ジュノ扮)家の下女長チョングムとして出演していた。
『イ・サン』以外にも人気時代劇で演技を披露してきたイ・イプセ。『イ・サン』での彼女の演技にもぜひ注目してほしい。
文=大地 康
■【関連】【『イ・サン』の強烈な悪女!】世孫の即位を邪魔する対抗勢力の黒幕は誰なのか
前へ
次へ