『ザ・グローリー』でイム・ジヨンが演じた悪女は「現代の張禧嬪」なのか

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大ヒットした『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で強烈な悪女を演じたイム・ジヨンは、今や「時の人」と言えるほどに注目されている。4月28日に行なわれた百想芸術大賞のドラマ部門でイム・ジヨンは女性助演賞を獲得している。華やかな授賞式の場でイム・ジヨンは本当に輝いていた。

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そんな彼女が『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』で演じたパク・ヨンジンというキャラクターは、典型的な悪女であった。高校時代にはソン・ヘギョが演じたムン・ドンウンを徹底的にいじめ抜いた。ヘアアイロンで拷問のようにムン・ドンウンを傷つける姿は完全に悪魔であった。

そんなパク・ヨンジンは大人になってからも欲望丸出しの女性だった。彼女はテレビで人気を集める気象キャスターとなり、テレビ画面の前では爽やかにふるまっていた。しかし、私生活では虚飾にまみれていた。とはいえ、夫は建設会社社長であり、超豪華なマンションに住み、身につけるものはすべてブランド品で飾られた。

本当にこれ以上はないという恵まれた生活をしていたパク・ヨンジン。上昇志向が強い彼女を見ていると「現代の張禧嬪(チャン・ヒビン)なのか」と思わざるを得ない。

張禧嬪といえば、一介の女官でありながら国王の粛宗(スクチョン)に寵愛されて側室から王妃にまで登りつめた女性だ。まさに、「この世の栄華を極めた」と言っても過言ではない。しかし、後には転落して死罪になっている。悪女の末路は悲しいと言わざるを得ないのだが、それでも欲望を最大限に叶えた女性であることは間違いない。

悪役に扮したイム・ジヨン

イム・ジヨンの演技の魅力

パク・ヨンジンも同じだ。誰もがうらやむ有名人となり、私生活では大会社の社長夫人として裕福な暮らしを享受していた。そして、小学生の娘もいる。彼女は自分の望みを全て叶えたと思えたのだが……。

そこから落とし穴が待っていた。高校時代に徹底的にいじめたムン・ドンウンから、強烈な復讐を仕掛けられていくのだ。果たしてパク・ヨンジンの運命はどのようになるのだろうか。それはドラマのお楽しみだ。

文=大地 康

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