俳優イ・ビョンホンが米国スタンフォード大学で開かれる韓流カンファレンスに出席し、講演を行った。
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イ・ビョンホンは4月19日、スタンフォード大学アジア太平洋研究所主催のカンファレンス「韓流の未来:グローバル舞台の韓国映画」に参加し、学生たちとさまざまな話を交わした。
イ・ビョンホンはカンファレンスの最後のセッションに登壇し、韓国とハリウッドでの俳優としての経験、韓国コンテンツの成長動力に対する観点などについて流暢な英語でスピーチを行った。
今年でデビュー32年目を迎えた彼は幼い頃からデビュー以降、そして今までの自分の経験とインスピレーションの源について紹介し、オーディエンスと大切な時間を共有した。
俳優を夢見てきたことはなかったが、映画を愛した父親の影響で4歳の頃からハリウッド映画を見漁ったり、父親と一緒に映画館に行った思い出を語った。また、母親の友人に勧められてテレビ局の公開オーディションを受けて芸能界に入ったことや、小さな役割だがドラマデビューを果たしたことなど、貴重なエピソードをユーモアまじりに話した。
特に、ハリウッド映画『REDリターンズ』では父親と撮った幼い頃の写真が劇中で使われ、エンドクレジットに出演俳優の資格で父の名前を載せてくれた監督と制作陣の配慮に感動したエピソードは、学生たちの共感と感動を誘いながら大きな反応を引き出した。
また、ポン・ジュノ監督の「1インチの壁」という受賞スピーチを引用したイ・ビョンホンは、「1インチの壁を超えたいま、色んなプラットフォーム通じてより多様な文化を幅広く楽しむ時代になっており、よりクリエイティブなコンテンツの世の中が来る」と確信。
ダイナミックなストーリーの力を土台に、良いインスピレーションを自分たちの文化に受け入れたからこそ、今の韓国コンテンツが存在するという意見を示した。
最後に、人生と創作の原動力は「Purity(純粋)」だと明かしたイ・ビョンホン。韓国の文化が多様な文化を純粋に吸収し、偏見なく受け入れ、韓国コンテンツが競争力を持って成長したのも「純粋」がベースになったと、自身の見解を明かした。
『イカゲーム』シーズン2のフロントマンとして帰ってくるというセンス溢れる挨拶を残したイ・ビョンホンは、Q&Aの時間で学生たちからのさまざまな質問に答え、講演を無事に終えた。
(記事提供=OSEN)
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