テレビ東京の韓流プレミアで放送中の『紳士とお嬢さん』でドラマをひっかきまわしているのがワン・テラン(チャ・ファヨン)だ。彼女は主人公ヨングク(チ・ヒョヌ)の継母である。わかりやすく言えば、ヨングクの父親の愛人だった女性だ。
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ワン・テランの存在にヨングクの実母は悩み、「それが原因で母親は早く亡くなった」とヨングクは信じ切っている。それゆえ、ヨングクにとってワン・テランは憎んでも憎みきれない女性なのだ。
しかし、ヨングクの父親が亡くなった後、彼はワン・テランを追い出すことができなかった。それで、同じ豪邸で二人は同居することになった。もちろん、ワン・テランが産んだ娘のセリョン(ユン・ジニ)はヨングクにとっても可愛い妹なので、その母親のワン・テランを無視はできないのだ。
ヨングクの父親もセリョンに相続の株を残したが、ワン・テランには一株とも遺産として残さなかった。それゆえワン・テランはセリョンの株を常にアテにして、その株から自分の利益を得ようとしていた。
それでも、金持ちの娘としてチヤホヤされたセリョンは「株の相続人であるから自分は男に騙されて不幸になってしまう」と考えて、株の相続権をヨングクの会社に委ねてしまった。つまり放棄したのだ。これを知ったワン・テランは会社に乗り込んで大騒動を巻き起こしている。
さらに彼女は、セリョンが付き合っているパク・デボム(アン・ウヨン)の家に乗り込んで行って一家を罵倒しまくり続けた。土足で人の家に踏み込むような礼儀知らずの女性なのである。
そして、ダンダン(イ・セヒ)がヨングクと恋愛関係にあると知ったら、今度はダンダンの髪を思いっきり引っ張って騒動になった。
常に他人を理不尽に罵倒するのがワン・テランという女性なのである。いかに狡猾で自分のことしか考えない女性であることか。そんなワン・テランがドラマの終盤にはさらにどんな騒動を起こすのか。
史上最大級のお騒がせキャラになっているワン・テランの最後の爆発ぶりが本当に気になる。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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