次から次へと悪人が登場する『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』。根っからの悪人の中で、極めつきのワルがパク・ヨンジン(イム・ジヨン)だ。
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ヒロインのムン・ドンウン(ソン・ヘギョ)を高校時代から徹底的にいじめ抜いた悪女だ。大人になっても気象キャスターになりながら、性格の悪さをむきだしにしている。そんなパク・ヨンジンの夫となるのがハ・ドヨン(チョン・ソンイル)であり、建設会社の社長である。
夫婦には小学生の一人娘のイェソル(オ・ジユル)がいる。しかし、この娘をめぐって不穏な空気が流れている。それは「実の親」は誰かということであり、ここで登場するのがチョン・ジェジュン(パク・ソンフン)なのである。
チョン・ジェジュンといえば高校生のムン・ドンウンをいじめ抜いた五人組の一人だ。当然ながら復讐を狙っているムン・ドンウンの標的になっている。
そんな彼は、18年後にはゴルフ場のオーナーになっており、裕福で退廃的な生活を送っている。非常に癖の強い男であり、高校時代と同様に大人になっても悪事を重ねていた。
このチョン・ジェジュンがあることに気がついた……それは、イェソルが自分と遺伝的な特徴を共有しているということだ。実際、パク・ヨンジンはハ・ドヨンと結婚していながら、イェソルが生まれる前にはチョン・ジェジュンと不倫をしていた。
その当時を思い出したチョン・ジェジュンは、イェソルの小学校にまで顔を出して、いかにも父親気取りの態度を取るようになった。
一方、ハ・ドヨンはイェソルが本当に自分の娘なのかが疑わしくなってくるのだが、それでも彼はイェソルを自分の娘として絶対的に守り抜く覚悟を決めていた。
こうしてイェソルをめぐって激しく心理戦を展開するのがハ・ドヨンとチョン・ジェジュンであった。
『ザ・グローリー~輝かしき復讐~』は女性たちの激しい復讐戦と同じように、ハ・ドヨンとチョン・ジェジュンの緊張感のある対決も物語に緊迫感をもたらしていた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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