テレビ東京の韓流プレミアで放送されている『帝王の娘 スベクヒャン』は、1月6日に第49話が放送されたが、とても重要なシーンがあった。
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それは、ソルラン(ソ・ヒョンジン)が母親チェファ(ミョン・セビン)の侍女だったマックム(イ・ミド)と直接会って、イ・ジェリョンが扮する武寧王(ムリョンワン)とチェファの関係を知ったということだ。
特に最大の秘密になっていたのはチェファが武寧王の子供を身ごもっていたという事実だ。マックムは「生きていれば子供は21歳になるはず」と断言した。
それを聞いたソルランはとても驚く。それは自分も21歳になるということだった。
こういう会話を聞きだしたとき、ソルランはマックムに自分の身分を明かしていない。役所の人間だと偽っていた。それゆえ、マックムから正確なことを聞きだすことに成功したのであった。
過去のいきさつを知ったソルランは、「私こそが母と武寧王の間に生まれた子供?」と察するようになる。つまり、王女はソルランのほうだった。
しかし、実際には妹のソルヒ(ソウ)が王女になりすましていた。こうなると、ソルランがソルヒの話に大きな疑いを持つのも当然だ。間違いなく、姉妹同士で真実をめぐる壮絶な闘いが始まるに違いない。
もう一つの重要な問題も勃発する。それは、ソルランと太子ミョンノン(チョ・ヒョンジェ)の関係だ。2人は愛しあっており、身分を越えた純粋な愛になるはずだった。しかし、ソルランが武寧王の娘となると、ミョンノンと血がつながった兄妹になってしまう。その2人が恋愛関係になるのは絶対に許されないことだ。この問題はソルランの心をどのように変えていくのか。
とはいえ、真実を言えばミョンノンは武寧王の実子ではない。むしろ、チンム公(チョン・テス)のほうが武寧王の実子なのだ。しかし、この事実をソルランとミョンノンは知らない。それによって、あってはならない「禁じられた恋」は2人をとことんまで苦しめるだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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