年末恒例のイベントと言える韓国地上波3社(KBS、SBS、MBC)の演技大賞が近づいているなか、今年はどの俳優が大賞に輝くか関心が集まっている。
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MBCは12月30日に、翌日の31日にはSBSとKBSが演技大賞の開催を予定している。MBCとSBSの大賞はある程度目星が付いている一方で、KBSは暗中模索と言える状況だ。
今年、視聴率が芳しくなかったMBCドラマのうち、イ・ジョンソク主演の『ビッグマウス』だけが唯一10%を超えた。『ゴールデンスプーン』も話題性はあったが、10%の壁は越えられなかった。
そのため、大賞の有力候補は視聴率と話題性の両方を満たした『ビッグマウス』のイ・ジョンソクである。彼は2016年に同局のドラマ『W』で大賞を受賞しており、もし今年も大賞に輝けばMBCで大賞を2回受賞する初の男性俳優となる。
SBSの場合は、大賞をめぐって大激戦になる見込みだ。上半期は『悪の心を読む者たち』のキム・ナムギル、『アゲイン・マイ・ライフ』のイ・ジュンギ、『社内お見合い』のキム・セジョン、アン・ヒョソプが視聴者に愛された。下半期は『なぜオ・スジェなのか』のソ・ヒョンジン、『わずか1000ウォンの弁護士』のナムグン・ミンが話題を集めた。
特にナムグン・ミンは今年のSBSドラマのうち、最も高い視聴率を記録し、話題性も抜群だった。『わずか1000ウォンの弁護士』は最終回15.2%で有終の美を飾っている。もしがナムグン・ミンが大賞を手にすれば、2020年の『ストーブリーグ』以来2回目となる。
一方、KBSは大賞候補が全く見えない状況だ。今年のKBSはドラマがずっと低迷気味で、ヒット作が1つもなかった。
視聴率30%は確保できる週末ドラマも、2015年の『青い鳥の家』(原題)以来7年ぶりに30%突破できず。週末ドラマだけでなく、平日のドラマもすべて10%を超えられなかった。ただ、5年ぶりに復活した大河ドラマ『太宗イ・バンウォン』が最高視聴率11.7%を記録しており、主演俳優チュ・サンウクまたはキム・ヨンチョルの受賞が予想されている。
(記事提供=OSEN)
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