フジテレビ系でオンエアされている『TOKIOカケル』。11月23日に放送された回で女優の戸田恵梨香が出演し、「韓国ドラマ愛」を熱く語っていた。彼女は1日に10時間以上も見るほど韓国ドラマにハマっているのだが、特に称賛していたのが『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』だった。
【写真】女優IUが『麗<レイ>』と『マイ・ディア・ミスター』で見せた真骨頂
最初は第1話だけで見るのをやめていたそうだが、知り合いから勧められて改めて見たら完全に同ドラマに魅せられて、なんと2日半ですべて見終わったという。その集中度が『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』の超絶な面白さを物語っている。
これまで日本の芸能人でこのドラマを推奨しているケースはよくあるが、地上波のバラエティ番組で戸田恵梨香ほど激賞していた人は初めてかもしれない。このエピソードがSNSで大いに話題になり、改めて『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』の作品性がクローズアップされている。
それにしても、このドラマが韓国tvNで放送されたのは2018年のことだった。もう4年も経過している。それでも、権威がある百想芸術大賞でテレビ部門作品賞を受賞した大傑作の面白さは多くの人に語り継がれていて、さらに新しい視聴者を生み出している。
その際に注目されているのがIUの演技力だ。
戸田恵梨香もドラマを見たときにIUが韓国ポップス界の大スターであることを知らなかったようだが、IUはあれほどの歌唱力を誇っているのに、さらに演技力を備えていることに多くの人が称賛の声を挙げている。
目の下にクマを作ってスッピンで演じた薄幸の女性ジアン。そのリアリティは本当に凄まじかった。
IUは撮影当初、体調が悪かったので自ら降板を申し出ていた。監督の説得で翻したのだが、それ以降の彼女は一世一代の名演技を繰り広げた。
『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん』には脚本・演出・俳優・映像と様々な魅力が詰まっているが、IUの演技に没入してドラマを見ていくと、彼女の持つ世界観に圧倒されていくことだろう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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