ハン・ヒョジュが主演作『トンイ』の撮影前にとても困ったことは何か

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今も根強い人気を誇っている時代劇『トンイ』は、韓国のMBCで2010年3月から10月まで放送された。翌年の春からNHKのBSプレミアムでオンエアされることになり、主演女優のハン・ヒョジュが2011年3月に来日して東京・渋谷のNHKで記者会見を開いた。

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そのときに、ハン・ヒョジュが撮影エピソードをたくさん語ってくれた。

『トンイ』の主人公となるトンイは、歴史的には淑嬪(スクピン)・崔(チェ)氏のことだ。低い身分の出身ながら19代王・粛宗(スクチョン)の側室になり、21代王・英祖(ヨンジョ)の母になっている。

この歴史上の女性を演じるにあたり、ハン・ヒョジュは今も残る史料をたくさん集めようと思った。演じる人物のキャラクターをしっかり把握しようとしたのだ。

しかし、とても困ったことがあった。それについて、ハン・ヒョジュが記者会見で詳しく語ってくれた。

「撮影が始まる前のことです。演じるトンイについて詳しくなかったので、ぜひ調べなければならないと思っていました。いろいろと勉強したいという意欲がありましたし、資料を集めたりしました。けれど……」

『トンイ』を撮影中のハン・ヒョジュ

俳優としてのやり甲斐

ハン・ヒョジュが実際に調べてみると、トンイについて書かれている史料がなかったのである。当時のことをハン・ヒョジュは率直に語っていた。

「トンイは歴史上では淑嬪・崔氏という名前で通っていますが、インターネットを見てもわずかしか出ていませんでした。結局、このドラマは、監督や作家の方たちが『こういう人物だったのだろう』という想像で作る部分が多かったようです」

ハン・ヒョジュはトンイについて調べることができなかったのだが、別の考えも浮かんだという。逆に、自分で新しいイメージを加えられるのではないか、と。

「トンイという人物はあまり知られていなかったので、むしろ頑張らなければいけないという気持ちになりました。そういうプレッシャーを感じながらも、その一方で、私が初めてイメージを作るということに誇らしげな気持ちになりました。『私が初めてなんだ』と思うとうれしかったです」

こうしてハン・ヒョジュは俳優としてのやり甲斐を見つけたのである。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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