テレビ東京で毎週月曜日から金曜日までオンエアされている『人生最高の贈り物 ~ようこそ、サムグァンハウスへ~』は、8月18日放送の第50話で、ドラマが大きく動いてきた。
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この物語は、人情下宿のサムグァンハウスに住む登場人物たちが中心になって、その家族や友人たちを多角的に描いている。
その中で、ヒロインとして活躍しているのがイ・ビッチェウン(チン・ギジュ)であり、彼女と結婚の約束をしたのが、サムグァンハウスで一緒に暮らしているウ・ジェヒ(イ・ジャンウ)である。
彼は建築事務所の所長をしているが、意図的な妨害を受けて窮地に陥ってしまう。そのために、資金を集めなければならないのにうまくいかない。その出来事によってイ・ビッチェウンも心を痛めていたのだが、その状況は2人の恋愛にも暗い影を落とす。
そのあたりを第50話が描いていたが、ウ・ジェヒには裕福な父親ウ・ジョンフ(チョン・ボソク)がいる。資金の面で頼ればいいのに、ウ・ジェヒは父親と対立してきた過去があって、どんなに苦境であっても父親の助けを借りたくなかった。
しかし、親子の情愛はやっぱり深い。結局、ウ・ジョンフが息子に内緒で資金を融通したことによって、ウ・ジェヒも当面の苦境を脱することができた。
かたくなに父親の援助を拒んできたウ・ジェヒも、秘かに助けてくれた父親に恩義を感じて、ようやく親子の葛藤を乗り越えていけるようになった。
しかし、ウ・ジェヒにはまだまだやるべきことが多い。そのために、彼はサムグァンハウスを出ていく必要があり、イ・ビッチェウンとも距離を置こうとする。
結局、イ・ビッチェウンとウ・ジェヒはお互いに愛しあいながら、当面は別々の道を歩まなければならなくなる。
ドラマとしては、大きな転機であった。
『人生最高の贈り物 ~ようこそ、サムグァンハウスへ~』の放送は全65話。いよいよドラマも終盤を迎えてきたが、サムグァンハウスに住む人々にもそれぞれの転機が訪れる。本当に目が離せない展開になってきた。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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