これまでに、『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(2016年)や『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019年)、『SOBOKU/ソボク』(2021年)など、数々の名作に出演してきた俳優のコン・ユ。
【写真】ネトフリ新作『静かなる海』の制作発表会の様子【PHOTO】
さらに、2021年放送の『イカゲーム』では、冒頭に登場した謎のめんこ男役でカメオ出演していた。そんなコン・ユが出演しているドラマ『静かなる海』は、ネットフリックスで配信されている作品だ。
このドラマで、コン・ユは主人公で宇宙探査隊長のハン・ユンジェというキャラクターを演じている。
SFは韓国ドラマとしては新しいジャンルで、完成した『静かなる海』を見た彼は、「まずは苦労して制作を行なったスタッフに賛辞を贈りたい」と語った。
しかし、スタッフだけでなく、コン・ユを始めとする出演者たちも大変だっただろう。
後でCGで合成しなければならない場面については、実際の撮影では目にしていない状態で演技しなければいけなかったからだ。
そのように完成するのかという期待と同時に多少の不安もあったそうだが、完成した作品を見て、想像以上の出来栄えに感動したという。
作品の台本を読んだ際に、独創的な物語の素材によって組み立てられた物語に、感嘆符が100個浮かぶほど衝撃を受けたそうだ。そして、台本からイメージが湧いたらしく、すぐに出演を決めたコン・ユ。
この『静かなる海』は科学がテーマとなっており、ドラマには人間と社会についてや過去と未来についてなど、人類が考えるべき問いかけが詰まっている。その話を韓国式のSFで視聴者に届けたかったという。
以上のように、最後まで撮影をやりきったコン・ユ。共演者であるソン・ジアン役のペ・ドゥナやリュ・テソク役のイ・ジュンなどとすばらしい演技を見せている。
そんなコン・ユが次のどんな作品に出演するのかとても楽しみだ。きっと彼しかできない演技を見せてくれることだろう。
文=大地 康
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