父親の濡れ衣を晴らそうとする双子兄弟の追跡を描く『アダマス』(原題)が、主演俳優チソンのスチール写真を初公開した。
初回放送を7月27日に控えたtvNドラマ『アダマス』は、継父を殺した実父の濡れ衣を晴らすために真犯人を探す兄と、殺害の証拠である「アダマス」を探す弟。2人で1人の双子兄弟が、真実を追う過程を描くドラマだ。
チソンは劇中、目標は一緒でもやり方は違う双子の兄弟、推理小説作家のハ・ウシンと、中央地方検察庁の検事ソン・スヒョンの1人2役を演じる。
まず、推理小説のベストセラー作家ハ・ウシンは、双子の弟で本名はソン・ウシンだ。平穏な物言いと適度なユーモア、思慮深い性格で人類愛あふれるヒューマニストに見えるが、実は公私の境界線がはっきりしている理性的な人物だ。
彼の長所であり強力な武器は、人生を悟ったような洞察力。さらには平常心を失わない大胆さも備えており、父を死なせた凶器「アダマス」を盗むためヘソングループの心臓、「ヘソンウォン」に潜り込む。彼の心理学スキルがヘソンウォンで通じるかどうか、気になるところだ。
チソンが扮するもう1人のキャラクターのソン・スヒョンは、ハ・ウシンとは真逆の性格だ。ハ・ウシンが静的な人物なら、ソン・スヒョンは動的そのもの。自分の気持ちにとても率直で、「マイウェイ」や「無鉄砲」のようなあだ名がついている。
優秀な頭脳で学生時代は成績トップで有名だったソン・スヒョン。彼は母親が望んだ検事になり、法律のもとで真実を明かして正義を実現しなければならない。そんな彼の前に開かれたパンドラの箱が、継父を殺した真犯人を探すように22年前の事件に導く。
公開されたスチール写真からも、全く異なる2人の性格がうかがえる。気楽なシャツ姿のハ・ウシンからは相手の思惑を見抜こうとする敏感な視線が感じられる一方、スーツ姿のソン・スヒョンからは今の状況に没頭した真面目さが感じられる。ソン・スヒョンは検事らしく資料と証拠を通じて答えを探すが、ハ・ウシンは自分が見て感じたデータを集め、絶え間ない考察で突破口を探すタイプだ。
1人2役に挑戦するチソンが双子兄弟の魅力をどれほど魅力的に演じ分けるか、早くも期待が集まる。
見た目は一緒だが、性格は正反対の双子兄弟の熾烈な闘いが繰り広げられる『アダマス』は、7月27日22時30分に放送開始される。
(記事提供=OSEN)
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