カン・ハヌル主演『インサイダー』の監督が語ったドラマの魅力。こだわりは「16本の映画を見る気分」

2022年06月06日 ドラマ情報 #新作ドラマ
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韓国JTBC新ドラマ『インサイダー』(原題)が、別次元のアクションサスペンスの世界を開く。 

【場面写真】『椿の花咲く頃』とは真逆!! カン・ハヌルのスチール

初回放送を6月8日に控えた『インサイダー』は、潜入捜査の途中でどん底に落ちた司法研修生キム・ヨハン(演者カン・ハヌル)が、奪われた運命の札を手にするために死闘を繰り広げるアクションサスペンス。欲望が絡んだゲームの上で繰り広げられる緻密な頭脳戦と高度な心理戦、熱いアクションまで。自分を破滅に導いた世の中に真っ向勝負を挑んだ男の凄絶な復讐劇が繰り広げられる。

富と名誉、権力と復讐のために激しくぶつかり合う人物たちがどんなゲームを繰り広げるか注目が集まるなか、演出を手掛けるミン・ヨンホン監督がドラマに対する質問に直接答えてくれた。

初めて台本を読んだとき、その場で一気読みしたというミン監督は「普通のドラマでは描けない話が大胆に書かれた台本の魅力にどっぷりハマった。この作品は絶対私がやりたいという思いだけだった」と語り、『インサイダー』の面白さをうかがわせた。

「これまでのドラマで取り上げられなかった素材と、それを積極的に活用した世界観、そして強力なストーリーを魅力として挙げられる。刑務所が一つの巨大なゲーム版のようになってしまった設定と、その世界を巡る巨大勢力の戦争、人生をかけた復讐に向かって走る主人公の奮闘が一つの物語にまとまる。それを細かく紡いで、ぎっしり詰め込んだ。視聴者が各自の面白さを追いかけられる複合ジャンル劇だ」

キム・ヨハンが潜入する場所であり、物語の主な主舞台になる「ソンジュ刑務所」も興味深い。 不法が法となるこの架空の場所は、多様な人物が集まって戦うゲーム場でもある。

だからこそ悩みが多かったというミン監督は「これまで多く見てきた刑務所ではなく、現実にはない空間が多かったので想像のイメージをかき集めた。美術監督の手で作られた刑務所は撮影後に壊すのがもったいほどだった。ドラマで簡単に披露できるものではないので、この作品は映画だと思って作ろうとスタッフと意気投合した。テレビを通じて16本の映画を鑑賞する気分を味わえるように、心血を注いだ」と説明した。

また、信頼が厚い俳優たちが一堂に集合したことも関心を集めている。ミン監督は『インサイダー』の登場人物たちは誰もが野望を抱えている。人生の目的がはっきりしている人が集まった溶鉱炉のようだ。そういうエネルギーをこなすのにぴったりなキャストを集めようと欲を出した。その結果、ありがたいことに演技力とパワーの高い「ジャンルもの軍団」が構成された」と、出演俳優たちへの愛情を表わした。

そして「刑務所が舞台なので部屋ごとに厚い戦友愛が生まれたし、撮影前から親睦を深めたグループもいた。そのため次第におしゃべりになっていって、そこから出てきたアイデアもドラマに多く反映された。俳優たちの親密さがキャラクターに肉付けされているので、そういうかけ合いを見つけるのも面白いと思う」と伝えている。

(画像=JTBC)

主人公役として強烈な“黒化”を予告したカン・ハヌルに対する絶賛も惜しまなかった。

「カン・ハヌルさんがいなければ存在できない作品だ。大変な撮影が多かったが、すべての瞬間はカン・ハヌルの活躍で満たされた。1年という撮影期間の間、『美談製造機』というあだ名が間違ってないことを証明するかのように、誰よりも誠実に、積極的に、人間的にこの作品に臨んでくれた。この作品を彼と一緒にできた光栄だったし、感謝を伝えたい」 

最後にミン監督は「序盤には司法研修生だったヨハンが巨大な暗黒世界のインサイダーになる過程と、人生をかけて潜入する理由が描かれる。彼の痛みは、揺れながら生きていく今の時代の人々のようだと思った。だからこそ『我々はこのような時代をどう生きるべきか』を考えさせられるのが序盤の魅力だと思う。ドラマの中の人物たちがどのように変わっていくか推測しながら楽しく見守っていただきたい」と呼びかけた。

『インサイダー』は、6月8日22時30分に韓国JTBCで放送開始。

(記事提供=OSEN)

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