9年ぶりに映画出演。女優パク・ウンビンが心を動かされた、監督の“繊細な誘い”とは【インタビュー】

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映画『魔女 Part2. The Other One』(以下、『魔女2』)に出演した女優パク・ウンビンが6月17日、メディアインタビューに応じた。

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6月15日に韓国公開された『魔女2』は、映画『The Witch/魔女』の続編であり、荒廃した秘密研究所で生き延びた1人少女をそれぞれの目的を持つ勢力が追うことで繰り広げられる物語だ。公開初日に観客動員数26万人でボックスオフィス1位を占め、2日連続で1位をキープしている。

パク・ウンビンは劇中、絶対的能力を持つ主人公少女(演者シン・シア)に手を差し伸べるキョンヒ役を演じた。亡くなった父が残した農場で弟と一緒に暮らしていたある日、少女に助けられることをきっかけに少女の面倒を見る心優しい役柄である。

『シークレット・ミッション』以来9年ぶりにスクリーン復帰を果たしたパク・ウンビン。彼女は「9年ぶりの復帰というのも恥ずかしいほど、映画にはそこまで貢献してない。昨日『魔女2』を見ながらもみんな一緒で楽しかったし、他の俳優たちが本当に苦労して、素晴らしいと思った。またお会いしたら誉めたいと思った」と語った。

(写真提供=ナム・アクターズ)

『魔女2』の撮影は済州島で行われたという。パク・ウンビンは「済州島では水が肌に合わず、肌のトラブルが増えた。大きなスクリーンで見ると絶対バレるだろうなと思うくらいだった(笑)。映画特有の荒い質感が感じられた。久しぶりにスクリーンの中で大きく自分の顔を見ると面白かった。実は何か野心を持ってこの役を引き受けたわけではなく、パク・フンジョン監督とその世界観で息できることに大きな意味があると思った」と説明した。

期待したのは「能力者」だった

パク・ウンビンが演じたのは、悪役や能力者ではない、普通の人間だ。

「最初に監督にお会いした時、どうして私をキョンヒ役と思ったかと聞いてみた」という彼女は、「普通、『魔女』からオファーが来たというと、何か悪役ではないかと思われる。私も前編を楽しく観た立場として何か能力を持つキャラクターかなと期待したが、あまりにも現実的で、能力は一つもない。悪口ばかり言うけど、その悪口が人にダメージを与えるほどでもない(笑)。サバイバルのための悪口程度なので、自分は何を見せられるかについて悩んだ」と打ち明けた。

さらには、「監督に聞くと、この映画には超現実的な部分もあるのでキョンヒというキャラクターが重要だとおっしゃった。超現実的な能力者の間で最も人間的で、安定感のある演技が必要だと。この映画が現実に足をつけるためには現実感のあるキャラクターが必要で、その役割を私に頼みたいと励ましてくださった。その繊細な誘いがあったから『魔女ユニバース』に合流してみようと思ったし、喜んで参加することができた」と満足感を示した。

(写真提供=ナム・アクターズ)

そんなパク・フンジョン監督との仕事については「監督を信じている。人間的に信頼するようになった部分がある」という。「(第3弾の出演は)どうなるか分からない。断言できない状況なので、観客として待つのみだ。おそらく監督が構想することがあれば私も再び呼ばれるだろうし、違うとしてもうまく行くと思う」と語っている。

パク・ウンビンは『ストーブリーグ』『ブラームスが好きですか?』『恋慕』などを通じてドラマファンに愛されている。SBS、KBS演技大賞では最優秀賞を受賞しており、“ヒットの女王”として認められた。 

(写真提供=ナム・アクターズ)

そのような評価については「コロナ禍だったので、全く実感が湧かなかった。賞をもらったとしても、自分が昨日まで頑張ったことに対する補償として終止符を打つ感じが強い。だから受賞した翌日まで喜んではいない。違う現場、違うキャラクターの人生が課題としてあったからだ。だから大いに浮かれたこともない。毎日を生き抜くその日暮らしのような生活をしている」と謙遜した。

(記事提供=OSEN)

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