Netflilxオリジナルシリーズ『アンナラスマナラ -魔法の旋律-』に主演した俳優チ・チャンウクが5月9日、オンラインインタビューに応じて作品について語った。
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『アンナラスマナラ -魔法の旋律-』は、夢を失った少女と、夢を強要される少年の前に魔術師・リウル(演者チ・チャンウク)が突然現れることで繰り広げられるファンタジー音楽劇だ。
同名の人気ウェブ漫画を原作とした作品だが、チ・チャンウクは「原作は半分くらいしか見ていない。原作を最後まで見なかった理由は、原作をずっと参考にするのがあまり役に立たないという判断だったから。僕のキャラクターは原作とは違うので、原作が持つメッセージ性を理解するのに重きを置き、100%従うよりは監督や作家さんと話し合いながらリウル(役名)を再創造した。必ず守るべき原作のメッセージと本質は乱さないように頑張った」と語った。
このドラマを選んだ理由については「台本を読んだ時、プレッシャーや難しさよりも先に感動を感じた。これは僕の話だ、僕がこの子たちを応援しなきゃという気持ちが湧いて選んだ。難しいけど、面白そう、自分なりに上手く表現できそうという得体の知れない自信と期待感、ときめきが複合的に感じられて選んだのだと思う」と答えている。
チ・チャンウクが劇中で演じたのは、永遠に子供でいたい謎の魔術師・リウル。まるで漫画のようなキャラクターを、現実的なストーリーと調和させることに悩みはなかっただろうか。
「本当に難しかった。リウルはある意味、ファンタジーのようで現実的でもある複雑なキャラクターだ。本当に難しいけど、面白いキャラクター人物だった。彼が持つ率直さが気に入った。他の作品では、このキャラクターがこういうセリフを言うだろうか?という疑問が生じたりもしたが、この作品はそういう疑問もなく、ありのままを表現した。僕の立場からはその状況における感情をそのまま率直に表現し、演じたと思う」
リウルのキャラクターと自分の“シンクロ率”については「実は原作の実写化ということで、かなりの負担を感じた。(原作が)あまりにも名作で、大好評された作品なので、具現化も容易ではない。原作の中のリウルもカッコよすぎてすごくプレッシャーを感じた。でも(原作のリウルとドラマのリウルは)同じ人じゃないので、同じようにするより、自分に似合うリウルを作ろうと思って再創造した」と説明した。
また、「原作のように髪を染め、短くするかについても監督といろいろ相談したが、僕も監督も原作の本質を壊さない範囲で僕たちのシリーズを作ろうと判断した。それで出たキャラクターがリウルだ。ご覧になる方々はどうなのか分からないが、僕は100%の満足はないと思う。それぞれの好き嫌いがあるので。最初からそのことを予想していたので、僕は僕なりのリウルを作ろうと最善を尽くした」と付け加えた。
ヒットに対する負担はあるだろうか。
「負担がないと言ったら嘘になる」というチ・チャンウクは、「興行成績に対しても、仕上がりに対する負担もあった。韓国の作品の中では(音楽劇の)前例がないので、俳優としてどうやって演技すべきか、このシーンはどう映るか、演出でどのように表現されるかについて大きな負担を感じながら撮影した。そしたら僕があまりにも撮影を楽しめず、負担を忘れようとすごく努力したのだが、その際にスタッフたちがたくさん助けてくれた」と明かした。
最後にチ・チャンウクは「『アンナラスマナラ -魔法の旋律-』の見どころは、僕たちみんなが共感できるストーリーだと思う。貧困、お金、成績、童心、夢、人々の視線などに関する物語なので、みんなの物語でもあると思う。メッセージに重きを置いてご覧になれば面白いし、温かい気持ちになると思う」と伝え、視聴を呼びかけた。
チ・チャンウクが主演する『アンナラスマナラ -魔法の旋律-』は、Netflixで独占配信中。
(記事提供=OSEN)
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