イ・ミンホ、チ・チャンウク、ソ・イングクはなぜ「黄金の1987年」と呼ばれるのか

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韓国のスター俳優のプロフィールを見ていくと、面白い現象にたどりつく。たとえば、以下の5人を見てみよう。

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イ・ミンホ、チ・チャンウク、ソ・イングク、チャン・グンソク、チョン・イル。

いずれも、韓国ドラマを華やかに彩ってくれる人気スターだ。

もちろん、たくさんの主演作があり、ドラマの主役を彩ってきた。

彼らには、とっておきの共通点がある。

それは果たして何か。

生まれた年がみんな同じなのである。

1987年生まれのスターの顔ぶれが凄い

主役としての役割

先に挙げた5人が生まれたのは1987年で、今年は満で35歳になる。

俳優としても脂がのった時期であり、これからの活躍が大いに期待される。

それにしても、5人が生まれた1987年とは、韓国にとって、どういう年だっただろうか。

それは、とてつもない年なのである。

というのは、韓国現代史の中でも特別に重要な民主化抗争が成功した年なのである。

それまでの韓国は軍事政権だった。表現の自由は制限され、社会の多くの制度が軍事政権のもとで制約だらけになっていた。

それに反対する勢力が民主化を求めて連日のようにデモを行ない、1987年の韓国社会は騒然となった。翌年にはソウル五輪が予定されていたが、開催は不可能であろうと予測されるほど韓国は混乱していたのである。

しかし、国民の熱意によって最終的に民主化が実現され、軍事政権は終わりを告げた。

以後の韓国は民主国家として生まれ変わり、特に大衆文化がめざましい発展を遂げ、「エンタメ大国」として世界を席巻するほどの勢いを見せた。

その出発点となったのが1987年であり、その年に生まれた多くのスターが韓国ドラマを大いに活性化させている。

そういう意味で、イ・ミンホ、チ・チャンウク、ソ・イングク、チャン・グンソク、チョン・イルといった1987年生まれのスターはまさしく「民主化の申し子」と呼べるかもしれない。

今後も彼らのさらなる活躍を期待したい。ドラマの主役としての役割も本当に大きいと言えるだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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