佳境の『王女ピョンガン』、逸話はドラマの結末をどう予測しているか

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NHK・BSプレミアムで放送されている『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は、いよいよ終盤を迎えた。一度は剣を捨てる覚悟を決めたオン・ダル(ナ・イヌ)だが、投獄されているピョンガン王女(キム・ソヒョン)を救うために、再び戦場に出ていく覚悟を決めた。

【写真】『王女ピョンガン』俳優ナ・イヌの“眉目秀麗なビジュアル”

果たして、オン・ダルの運命はいかに?

ストーリーの展開を左右するのが、韓国で知らない人がいないという超有名な昔話「ピョンガン王女と馬鹿のオン・ダル」だ。なにしろ、この逸話は『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』のモチーフになっているので、ドラマがその影響を受けているのも当然だからだ。

そこで、「ピョンガン王女と馬鹿のオン・ダル」の物語を具体的に見てみよう。

高句麗(コグリョ)の国王・平原王(ピョンウォンワン)の娘がピョンガン王女だ。

彼女は、目が不自由な母の世話で苦労していたオン・ダルに同情していた。彼が周囲から馬鹿にされていたからだ。

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最高のクライマックスに向けて

16歳のとき、ピョンガン王女は王宮を飛び出して強引にオン・ダルの嫁になった。そして、内助の功を発揮してオン・ダルを立派な武将に導いていった。

平原王が亡くなり、嬰陽王(ヨンヤンワン)の時代になった。

オン・ダルは「新羅(シルラ)に奪われた土地を取り戻してきます」と言って果敢に出陣したのだ、奮闘した末に無念の戦死をしてしまった。

彼の遺体を収めた棺は、ビクとも動かなくなってしまった。そのとき、ピョンガン王女が棺に向かって優しく呼びかけた。

「心配せず天国に行きましょう」

すると、ようやく棺が動き出した。こうして、高句麗の英雄は人々の哀悼を受けて旅立っていった。

これが、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』のモチーフになった逸話だ。

第20話までの内容は、この逸話に沿っていた。すると、最後も逸話のエッセンスを受け継いで終わるはずだ。

実際、オン・ダルは新羅に奪われた土地を奪還するために、ピョンガン王女の反対があったにもかかわらず勇敢に出陣していく。

さあ、終盤を迎えた『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は、最高のクライマックスに向けて大きく動き出した。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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