2020年8月末に兵役に入ったパク・ボゴム。除隊は今年4月30日の予定となっていたが、残っていた休暇を消化して2月21日付けで除隊となった。
【写真】『雲が描いた月明り』で世子に扮したパク・ボゴムのカッコよさ
いよいよイケメン俳優の王道を歩むパク・ボゴムが芸能界に復帰してきた。
「復帰作はどんなドラマになるのか」
期待は大いに高まってくるが、これから作品を決めて撮影を終えるまでにはかなり時間がかかる。今年中に見られればうれしいが、来年になってしまうこともありうる。それならば、パク・ボゴムの除隊を祝して改めて彼の出演作を見てみたい。
彼が兵役に入ってすぐに韓国で放送されたドラマ『青春の記録』や兵役中に公開された映画『SEOBOK/ソボク』も頭に浮かぶのだが、いかにもパク・ボゴムらしいという意味で痛快なドラマはやはり『雲が描いた月明り』だろう。
とにかく、パク・ボゴムのツンデレ世子(セジャ)は最高だった。天才子役から大人の女優として成長したキム・ユジョンとの共演、ラブコメと重厚な歴史ドラマを巧みに融合させたストーリー、実在の重要人物と架空のキャラをうまくからめたキャストなど、本当に見どころがたくさんあった時代劇であった。
この『雲が描いた月明り』でパク・ボゴムが扮したのは、朝鮮王朝の有能な世子であったイ・ヨンだ。
彼は様々な敵対勢力に囲まれて苦境に陥る。その度に頭脳明晰な行動でイ・ヨンが切り抜けていく。そのときのパク・ボゴムの演技は本当に爽やかだった。しかも、彼は韓服が本当に似合っていて、世子の役にピッタリだ。
このイ・ヨンは、史実の孝明(ヒョミョン)世子をモデルにしている。孝明世子は史書でも容姿端麗と記されていて、パク・ボゴムが演じるのにピッタリだった。
そんなイ・ヨンが、キム・ユジョンの演じる内官とラブロマンスを繰り広げながらワクワクの宮廷劇を繰り広げてくれる『雲が描いた月明り』は、時代劇の歴史に残る傑作だった。パク・ボゴムの除隊を記念してぜひ見てみよう。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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