『王女ピョンガン』でキム・ソヒョンはいかにして「強い王女」になりきれたのか

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若手女優の中でも演技力に定評があるはずだ。『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』を見ていくと、回数を重ねるごとにキム・ソヒョンの力強い演技が際立ってくる。

【写真】『王女ピョンガン』で栄光の3冠を受賞したキム・ソヒョンの美しさ

そのキム・ソヒョンは、第1話でピョンガン王女の母親であるヨン王妃を演じていた。

彼女は悲劇的な女性だ。国王に誤解されて最終的に命を落としてしまう。本当に無念であったことだろう。そのときの険しい表情をキム・ソヒョンが目の演技で表していた。

その後、キム・ソヒョンは1人2役でピョンガン王女に扮した。記憶喪失から刺客になってしまったが、危うい境遇をキム・ソヒョンはキリリと引き締まった表情で乗り越えていった。

そして、記憶が戻って王女として王宮に帰ってきたのだが、奸臣のコ・ウォンピョの策略によって再び王宮を離れ、今度は幽霊谷を根拠地にするようになった。

キム・ソヒョンは強い王女にふさわしい演技力を備えている

迫力満点の勇ましい王女

王女なのに王宮で安らかな日々を過ごせなかった。ピョンガン王女の試練はずっと続くのだが、彼女には頼れるオン・ダルがいた。
2人は仮想の夫婦になるが、ピョンガン王女はオン・ダルに厳しく武芸と兵法を教える。このときのピョンガン王女には鬼気迫る強さがあった。

コ・ウォンピョの魔の手が幽霊谷を襲ってくるのは確実だった。それゆえ、守りを固めて兵力を整えておく必要があった。そのためには有能な武将が必要であり、オン・ダルこそが適任者だった。それゆえ、ピョンガン王女は厳しい姿勢でオン・ダルの成長を促したのである。

彼女の狙いは当たった。オン・ダルはたくましい勇士になった。さらに、幽霊谷の兵士も徐々に揃ってきた。こうして、コ・ウォンピョとの決戦に備えることができるようになった。

こうした一連のストーリーの中で、キム・ソヒョンは自信を持って強さを備えた王女を重厚に演じた。アクションシーンも多かったので、彼女はアクションスクールで鍛えて万全の準備をした。

古代を舞台にした時代劇で女優が主人公になることは滅多にないのだが、その中でキム・ソヒョンは重圧をはねのけて勇ましい王女を迫力満点で演じた。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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