40代を迎えたソン・イェジンのことで思い出す「17年前の光景」とは?

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ソン・イェジンが生まれたのは1982年1月11日だ。今年の1月11日で40歳を迎えた。取材で彼女に初めて会ったのは、2005年8月31日だった。

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それは、ぺ・ヨンジュンとソン・イェジンが共演した映画『四月の雪』のファンイベントがさいたまスーパーアリーナで開催された日だ。

このイベントはペ・ヨンジュンが日本で人気絶頂のときに行なわれたので、会場には超満員のファンが詰めかけて凄まじい熱気に包まれた。この中でソン・イェジンは主役のペ・ヨンジュンを立てて、横で穏やかにステージに佇んでいた。

イベントが盛況の中で終わったあと、同じさいたまスーパーアリーナの一室で記者懇談会が開かれた。この席にはペ・ヨンジュン、ソン・イェジン、ホ・ジノ監督が参加した。

「絶対に写真を撮らないでください」

ソン・イェジン

女優としての素敵な魅力

司会者は何度もそう言ったが、記者の多くが携帯で写真を撮っていた。それはファン心理と変わらなかった。

このとき、記者たちの前に立っていたペ・ヨンジュンは、先のステージ上であまりに全身で感激しすぎて、記者懇談会ではかなり疲れていた様子だった。

一方のソン・イェジンは、夜も遅い時間であったにもかかわらず、表情はとても元気で、瑞々しい笑顔を浮かべていた。

彼女は23歳だった。はちきれるばかりの若さと美貌を持っていた。そして、記者たちをしっかり見て、ハキハキとした受け答えをしていた。その存在感がキリリとしていたことを今も鮮明に覚えている。

それから17年が過ぎた。彼女はその間に次々と作品で印象的なヒロインを演じ、女優として第一線で活躍し続けている。

素晴らしいことだと思う。それは、40代になってからも変わらない。

実際、ソン・イェジンは新しいドラマとして、40代を迎えていく女性たちの生き方を生々しく描いた『三十九』(原題)に主演する。2月から韓国JTBCで放送されるが、40代に入ったソン・イェジンが同世代の女性たちを等身大で表現していく予定だ。

彼女は華のある女優としてこれからも素敵な魅力を見せてくれることだろう。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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