NHK・BSプレミアムで毎週日曜日に放送されている『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』は、昨年いっぱいで第9回までが終わった。
第10回は1月9日の放送になるが、その前に大事な集中放送が行なわれる。具体的に説明すると、1月2日(日)の夜10時30分から翌午前3時26分までに「第1回~第5回」が放送され、1月3日(月)の夜11時15分から翌午前3時10分までに「第6回~第9回」が集中的にオンエアとなる(放送の予定は変更になることがある)。
これはありがたい。『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』をまだ見ていない人は集中放送を通して重要な前半部分を一度に見ることができる。
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そんな放送に合わせて、改めてストーリーをダイジェスト的に振り返ってみよう。
ドラマの舞台になっているのは古代の高句麗(コグリョ)である。
狡猾に国王の座を狙う重臣のコ・ウォンピョ(イ・ヘヨン)は陰謀をめぐらせて王妃を殺した。その騒動の中でピョンガン王女は死にかけて記憶喪失になってしまう。
大人になったとき、ピョンガン王女は刺客として血なまぐさい日々を送っていた。そんな彼女を助けたのが優しい青年オン・ダル(ナ・イヌ)であった。
2人は山中で潜んでいるときは平穏な時間を過ごすことができたが、ピョンガン王女の周辺には魔の手が忍び寄っていた。
コ・ウォンピョの息子であるコ・ゴン(イ・ジフン)はピョンガン王女と幼馴染で彼女に好意を寄せていたが、薬草店主のヘ・モヨン(チェ・ユファ)は不気味な女性で、敵国の新羅(シルラ)と深い関係がありそうだった。
オン・ダルの協力もあってピョンガン王女は記憶を取り戻し王宮に帰ることができたが、コ・ウンピョの存在はますます恐ろしかった。
そんな中で、ピョンガン王女とコ・ゴンの結婚話が持ち上がり、コ・ウォンピョは息子を王室に送り込んでさらに悪事に手を染めようとしていた。
国を思う気持ちが強いピョンガン王女は、どのようにして高句麗の危機を救おうとするのか。その際のオン・ダルの奮闘ぶりは?
たくさんの見どころが待ち構えている。ますます面白い後半の展開から目が離せない。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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