2PMテギョンが主演する『御史とジョイ』は歴史を変える時代劇になるかも⁉

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11月8日からtvNで放送が始まった『御史とジョイ』が早くも話題になっている。今までの韓国時代劇が描かなかったことを大胆に取り上げているからだ。

最初に指摘したいのは、暗行御史(アメンオサ)の扱い方だ。

この暗行御史というのは、今で言えば秘密捜査官のことだ。

朝鮮王朝時代、地方では官僚の不正が多発していたが、それを取り締まったのが暗行御史である。彼らは普段庶民になりすまして徹底的に聞き込み捜査を行ない、官僚の不正を完全に見抜いたら、標的の官僚を大勢の前に突き出していく。当然、官僚の悪政に苦しめられた庶民からすれば、颯爽と現れて悪人を捕らえる暗行御史は「正義の味方」だ。

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今までの時代劇は暗行御史をかならずヒーローとして描いてきたので、彼らには最良のイメージが付いているのだが、それを完全に覆していくのが『御史とジョイ』でテギョンが演じるラ・イオンなのである。

2PMテギョン

登場人物が明るくて魅力的

とにかく、ラ・イオンは「正義の味方」がとうてい務まらないような変わり者。そんな男を主人公にしているのが『御史とジョイ』の斬新なところだ。

次に指摘したいのは、キム・ヘユンが演じるヒロインのジョイが離婚している女性だということだ。

現代では当たり前のことでも朝鮮王朝時代には真逆のことが多かった。その中でもバツイチ女性は最たるものだ。

儒教に凝り固まった当時の風潮は男尊女卑で、女性は夫から理不尽に離縁されることがあったし、再婚もほとんどできなかった。窮屈な時代なのに、ジョイは離婚しても奔放に生き、自由を謳歌していた。

そんな女性が今までの時代劇では描かれたことがなかった。

しかし、『御史とジョイ』は先入観を覆して、今までやらなかったことに果敢にチャレンジしている。しかも、登場人物がやたらと明るくて魅力的だ。こういう時代劇が今までなかったことが不思議なくらいだ。

韓国では時代劇のことを「史劇」と言うが、『御史とジョイ』は「史劇の歴史を変えたドラマ」と言われるに違いない。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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