俳優として高い人気を誇るソン・ジュンギは、ドラマ『ヴィンチェンツォ』でイタリアンマフィアの顧問弁護士のヴィンチェンツォ・カサノに扮し、すばらしい演技を披露した。
自身が出演するドラマの放送が終了すると、演じたキャラクターを反すうして消化するというソン・ジュンギ。
コロナの影響で海外での撮影ができなくなったことにより、CGを使って撮影を行なった『ヴィンチェンツォ』についてソン・ジュンギは、冒頭のシーンはイタリアで撮影ができていればもっと豊かな演技ができたかもしれないと語った。
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イケメンとしての美しさを持っているソン・ジュンギ。正義のヒーローのような役が似合いそうだが、ドラマで演じたヴィンチェンツォはそんな正義のヒーローと言える型破りな人物だった。
さらに彼は、人間の常識では理解できないほど、やってはいけないことを簡単にやってしまうヴィンチェンツォという人物について、混乱した部分も多かったと語っている。
全20話の撮影をすべて終えたソン・ジュンギの中で一番印象に残っているセリフは、ヴィンチェンツォがイタリアに出発するときに、チョン・ヨビン扮するホン・チャヨンがイタリア語で言った「仲間とは、2つの体の中に1つの魂が宿るもの」である。
これまでの、『トキメキ☆成均館スキャンダル』や『根の深い木-世宗大王の誓い-』、『太陽の末裔 Love Under The Sun』などのドラマに出演してきたソン・ジュンギ。
しかし、彼はその中で俳優として決まった枠にとらわれていたそうだが、この『ヴィンチェンツォ』に出演したことで、その考えが一気に崩れたという。
今後は、演技の際に恐れることなくぶつかってみようと考えるようになったソン・ジュンギ。俳優としてまた1つ成長した彼の次回作はどんなジャンルに作品になるのだろうか。
今までたくさんのキャラクターに扮してきただけに、自然と期待が強まる。また彼の演技が見れるのを楽しみに待っていよう。
文=大地 康
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