天才子役から成長したヨ・ジングは「韓国ドラマ界の怪物」をめざすのか

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今までに数多くの時代劇で主人公の子供時代を演じた子役を見てきたが、その中でも一番印象深かったのは、『太陽を抱く月』のイ・フォン役を担ったヨ・ジングだった。

彼は同じ子役だったキム・ユジョンと一緒に『太陽を抱く月』の序盤を飾ったが、2人の演技が本当にすばらしく、大評判になった。特にヨ・ジングはセリフの理解度がとてもよく、表情が多彩だった。とにかく、子役としても申し分のない演技力を見せた。

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結局、『太陽を抱く月』は40%を超える驚異的な視聴率を挙げたが、ヨ・ジングが子役としてドラマをリードしたことも効果的だった。それゆえ、主役のキム・スヒョンもかなりプレッシャーがかかったという。大人のトップ俳優を緊張させるほどヨ・ジングは演技力が達者だったのである。

ヨ・ジング

見事な表現方法

多くのドラマで子役として活躍したヨ・ジングは、大人の俳優として『テバク~運命の瞬間(とき)』に出演した。扮したのは、21代王の英祖(ヨンジョ)の若い時だった。このときのヨ・ジングの演技は語り草になっている。主役のチャン・グンソクも「本当に恐ろしい俳優です」と絶賛するほど、ヨ・ジングは表現方法がすばらしかった。

まさに「天性の俳優」と呼ぶにふさわしい存在感を発揮していた。10代でそこまでできる俳優はほとんどいない。それほど周囲に認められた若手俳優なのである。

ヨ・ジングが時代劇『王になった男』の主役として1人2役を演じたときも絶賛された。このときは、国王と道化師に扮しながら相反する役どころを完璧に演じ分けた。そのおかげで、『王になった男』は本当に面白く、かつ多様性のあるドラマになった。

それからのヨ・ジングは、IUと共演した『ホテルデルーナ~月明かりの恋人』でも評価を高めた。そして、今年の2月からは、JTBCのドラマ『怪物』で警察のハン・ジュウォン役を演じている。彼はタイトルのように俳優としても「怪物」になれるだろうか。もちろん、素質は十分だ。

文=康 熙奉(カン・ヒボン)

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