『王女の男』に出演したソン・ジョンホはどんな思いで役を演じていたのか

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2011年に放送された時代劇『王女の男』。このドラマは、主役のキム・スンユを演じたパク・シフや、ヒロインのイ・セリョンに扮したムン・チェウォンなど豪華な俳優陣が見事な演技を披露している。

この作品でソン・ジョンホが演じたのは、俳優のイ・ヒョンジョン扮するシン・スクチュの二男のシン・ミョンだ。

シン・ミョンは、キム・スンユと俳優のイ・ミヌが演じたチョン・ジョンの幼いころからの親友である。

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しかし、父親のスクチュが朝鮮王朝5代王・文宗(ムンジョン)を裏切って首陽大君(スヤンデグン)についたことで、スンユとはたもとを分かつことになってしまった。

ちなみに、このドラマで、文宗役をチョン・ドンファン、後に7代王・世祖(セジョ)となる首陽大君をキム・ヨンチョルが演じている。

ソン・ジョンホ

俳優として積んできたキャリア

『王女の男』が時代劇初挑戦だったソン・ジョンホ。撮影期間は4カ月にも及んだそうで、いろいろと大変だったようだ。

たとえば、時代劇作品にはアクションシーンが大きな見どころの1つなのだが、そのシーンを撮影しているときに馬に振り落とされたりと苦労の連続だったという。

さらに、第22回のときに親友のチョン・ジョンを処刑する際に、シン・ミョンは大粒の涙を流していたそうだが、ソン・ジョンホは胸の中にそのシーンを深く刻み込んでいる。

シン・ミョンは、作中でイ・セリョンに惹かれているのだが、彼女はスンユだけを思っている状況を撮影しているときは、演じている人物の気持ちに寄り添って、ソン・ジョンホは切ない表情を浮かべていたという。

それだけ、役になり切って多彩な表情を見せるソン・ジョンホ。彼が俳優として積んできたキャリアがどれほどすごいかを物語っている。

そんな多様な役柄に対応できるソン・ジョンホは、他にも『天命』や『アスダル年代記』といった」時代劇にも出演している。

今年、2021年にはどんな作品でどんな演技を見せてくれるのだろうか。今後、彼がどんな作品に出演するのか本当に楽しみだ。

文=大地 康

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