キム・ユジョンは天才子役から大人の女優として大いに成長したが、同じように、子役から見事な女優になって大活躍しているのがキム・ソヒョンだ。
彼女は1999年6月4日に生まれた。9歳のとき、『伝説の故郷』というドラマでデビューした。
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一躍有名になったのは、2012年に放送されたドラマ『太陽を抱く月』だった。キム・ソヒョンが演じたユン・ボギョンという役は、キム・ユジョンが子役を務めたホ・ヨヌのライバルだった。
しかし、世子嬪(セジャビン)の選抜で負けたことで、ボギョンはヨヌに激しく嫉妬した。そのときのキム・ソヒョンの勝気な表情は鮮烈だった。
その後もキム・ソヒョンの成長は続く。特に2017年の『仮面の王 イ・ソン』や『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』で個性が際立つ演技を見せていた。
そんなキム・ソヒョンが時代劇で本格的に主演したのが、2019年に出演した『ノクドゥ伝~花に降る月明り~』だった。この時代劇では、奴生(キーセン)見習いのトン・ドンジュに扮した。
短髪で目鼻立ちがはっきりしている彼女は、ヒロインとして美しくドラマを牽引していた。
とにかく、本当に売れっ子なので、次々にオファーが彼女のもとに持ち込まれてくる。その中から選んだ次回作が『月が浮かぶ川』(原題)だ。
この最新作は古代の高句麗(コグリョ)を舞台にして、偉大な男をめざす温達(オンダル)と彼を愛する平岡(ピョンガン)姫の壮大なラブストーリーとなっている。
特に、『月が浮かぶ川』では人物設定がとても凝っている。その中で、キム・ソヒョンは、姫であると同時に殺し屋のような存在にもなっている。それだけに、彼女の多彩な演技力が十二分に発揮されるだろう。
温達の役を演じるのはカン・ハヌル。彼とキム・ソヒョンの主役カップルは本当に魅力的である。
注目される『月が浮かぶ川』は、韓国のKBSで2月15日から放送される予定だ。
文=康 熙奉(カン・ヒボン)
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