ドラマ『愛の不時着』でグ・スンジュン役を演じ、日本でもその知名度を高めた俳優キム・ジョンヒョン。ファンにとっては待望の新作、それも主演作が12月12日から韓国でオンエアされる。
その作品名は『哲仁王后』。韓国のケーブルテレビ局tvNで12月12日夜9時から放送開始となる。
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『哲仁王后』は現代を生きる自由な男チャン・ボンファンの魂が、朝鮮王朝時代の中殿(チュンジョン/王妃のこと)であるキム・ソヨンの体の中に閉じ込められることによって繰り広げられるフュージョン時代劇コメディだが、放送に先立つ本日12月9日、オンラインでの制作発表会が行われた。
その席でキム・ジョンヒョンは『哲仁王后』への出演を決心した理由をこう語っている。
「出演を決めたすべての理由ではありませんが、楽しい作業をやってみたかった。 幼い頃は大きなスケールの時代劇がたくさんあった。それが落ち着き、時代劇に対する郷愁が芽生え始めた頃にこの作品に出会いました。この作品が時代劇のまた新しい扉を開くのではないかと考えたのです」
キム・ジョンヒョンが劇中で演じるのは、秘密の多い王・哲宗(チョルジョン)に扮する。見た目は大人しい王だが、内面に強い何かを宿しているキャラクターだという。
「王でありながらカカシのようでもあり、本人の意図もある。演技するのは難しいと考えました。ところが、普段から共演のシン・ヘソンさんの演技をよくして安定感だと思った。全部とまでは言わないまでも、かなりの部分でシン・ヘソンさんの演技に頼って呼吸を合わせてみたい気持ちがありました」
撮影を通じてシン・ヘソンと近くなったというキム・ジョンヒョン。
「シン・ヘソンさんは(演じるキャラクターとは異なって)慎ましやかであることをアピールしてくる」と冗談を交えながら、「それでもシン・ヘソンさんは人見知りするらしい。とても仲良くなりましたが、最初は親しいフリをしていたそうです」と語って、息が合っていることも感じさせた。
はたして『哲仁王后』はどんな時代劇ドラマになるのだろうか。いよいよ始まる放映が楽しみだ。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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