時代劇『トンイ』で主人公を演じたハン・ヒョジュ。ドラマ撮影時、彼女はまだ20代前半だった(現在は33歳)のだが、2011年3月に『トンイ』の放送に合わせて行なわれた来日ベントのときにこんなことを語っていた。
当時はまだ短い人生だが、「女優になってから運命が大きく変わった」と率直に言っていたのだ。
もともと、食品会社が主催した笑顔のコンテストに優勝したことが芸能界入りのきっかけになったハン・ヒョジュだが、175センチのスタイルと愛らしい笑顔はトップ女優の道を歩むにふさわしい魅力にあふれていた。
「10代の頃の私はこういう仕事をするような環境ではなく、むしろ離れたところにいるような学生でした。本来なら、平凡な学生だったり、別の仕事をしていたのではないかと思います。
私の運命を変えてくれたのは勇気だと思います。勇気があればいろんなことができます。女性が運命を変えたり新しい挑戦をしたりするうえでも勇気が必要だと思います。
それに私が演じたトンイは、凛とした芯の強いところがあって、何ごとにも屈しない強い意思を持っていました。そういう強さがトンイという人物を作ったと思います。視聴者のみなさんも、このドラマを見て元気になってください」
勇気と屈しない意思…それがあれば女性も運命を変えられるという力強いメッセージを残してくれたハン・ヒョジュ。彼女がトンイを演じたことは、偶然ではなく必然だったのかもしれない。
現在、韓流プレミアで7月17日から放送されている時代劇『トンイ』。改めてハン・ヒョジュの演技に注目すれば、時代劇の魅力に改めて気づくことができるかしれない。
構成=大地 康
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