ドラマ『100日の郎君様』は主演を務めたト・ギョンスやナム・ジヒョンだけではなく、宮廷の人々からソンジュヒョン村の人々まで魅力的なキャラクターが多かったことも人気の要因だとされている。
例えば冷血な悪徳高官・左議政(チャイジョン)のキム・チャオン役を演じたチョ・ソンハだ。物語の序盤から強烈な存在感を発揮し、劇中内で最高の悪役に君臨している。
【写真】『100日の郎君様』には『冬ソナ』女優が名脇役ぶりを発揮していた!!
手にした権勢を逃したくない欲望で、世子イ・ユル暗殺まで試みるなど、激しく冷酷なキャラクターだ。チョ・ソンハの独特なオーラと掌握力は、登場する場面ごとに緊張感を煽り、悪役キム・チャオンの凄味を完成させ、存在感を立証していると言えよう。
そのキム・チャオンに脅かされる力なき王イ・ホを演じたチョ・ハンチョルの演技力も光る。
息子のイ・ユルの前で卑劣な姿を露呈し、キム・チャオンには憤りを感じながらも身動きが取れないイ・ホの二重的心理を完璧に表現したチョ・ハンチョルの演技のおかげで、宮中に内にはいつも殺伐した空気が流れ、『100日の郎君様』の物語はよりドラマッチになっていく。
そんな宮中の冷たさとは対照的に、ソンジュヒョン村の暖かさは演技派俳優たちの演技によってもたされている。
名脇役チョン・ヘギュンは、涙もろく情け深いホンシム(ナム·ジヒョン扮)の父親ヨン氏として、『100日の郎君様』の世界に安らぎをもたらす。
役人ポグン役のイ・ジュンヒョクの活躍も見逃せない。韓国では彼が放ったセリフが流行語になり、視聴者たちの笑いを誘う。
クドル役のキム・ギドゥとクンニョ役のイ・ミンジは絶妙なコンビネーションでコミカルな夫婦を演じた。何かと口論するが仲が良い夫婦の姿はもちろん、ともにウォンドク(ト·ギョンス扮)とホンシムの親友として最高の呼吸を見せている。
その他にもアン・ソクファン、チョ・ジェリョン、ホ・ジョンミン、オ・ヨナ、チョ・ヒョンシク、カン・ヨンソクなど『100日の郎君様』には実力派俳優たちが、それぞれ魅力的な脇役を演じてドラマの世界を彩っている。
そういった脇を固める役者たちの演技に注目してみると、『100日の郎君様』はより一層面白くなるかもしれない。
構成=韓ドラ時代劇.com編集部
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