Disney+で絶賛配信中の『濁流』主演ロウン、オープンセットで撮影された映像美をアピール!【会見レポート】

2025年10月02日 作品情報 #Disney+
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『偶然見つけたハル』のロウン主演で贈る、ディズニープラス「スター」オリジナルで初の韓国時代劇シリーズとなる『濁流』が独占配信中だ(全9話/初回3話、以降毎週金曜2話ずつ)。

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明日より第5話と第6話が配信となるが、9月に韓国・ソウルで制作記者会見が行われ、主要キャスト6人とチュ・チャンミン監督が、ドラマの見どころやキャラクターについて語っている。

朝鮮のすべての金と物資が集まる“京江(現在の漢江一帯)”を舞台に、混沌とした世の中で夢を追いかける若者たちの運命と青春を描く『濁流』。今作が初のシリーズ演出作品となるチュ・チャンミン監督は、「王や貴族階級、両班の姿を描く既存の史劇と違い、下層民の姿、特に京江に生きるワルペ(無法者)を描いている点に強く惹かれました」と本作の演出を担った理由を明かした。 

ロウンは、洗練された紳士的イメージから一転、“ならず者”を荒々しくワイルドな姿で熱演し、新境地を切り開いた。

「監督と一度お食事をした時、監督が「君の一番大きな武器である“かっこよさ”を奪いたい」とおっしゃったんです。その言葉を聞いて、心が躍りました。「濁流」で変身する時間もとても楽しかったですし、普段とは違う姿を見せることが出来たことで、僕さえ頑張れば、これからも長く演技を続けられるという確信を得ました」とコメント。演じたシユルについては「“過去を隠して生きるキャラクター”という事前説明がありますが、僕は「名前も呼ばれず、帰る居場所もない孤独な狼のような人物」だと思って演じました」と説明した。

(c) 2025 Disney and its related entities

元々7月に入隊予定だったロウンだが、入隊が10月に延期されたことで、本作のPR活動への参加が可能に。釜山国際映画祭のプレミア上映にも立ち会うことが出来た。

「これは祝福だと思いました。釜山映画祭にも行けず、映像や資料でその様子を観ることになっていたら、本当に心が痛かったと思います。本作をPRするところまでが僕に与えられた責任だと考えていたので、PRが出来てとてもうれしいです」と語ると、「元気に行って帰ってきます。パク・ジファン先輩が“(軍隊の中で)心の糧を蓄えなさい”“軍隊に本をたくさん送ってあげるよ”とおっしゃっていたので、楽しみに待とうと思います」と笑った。

清廉な官吏を志すチョン・チョン役には、これが時代劇初挑戦となるパク・ソハム。

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最初の挨拶では少し緊張気味だったソハムだが、キャラクター紹介では「チョンは剛直でまっすぐな人物。生きやすい世の中を夢見て、不正腐敗に立ち向かいます」とチョンに負けず劣らず剛直な姿で話すと、役作りのため剣術や国弓、乗馬を習得したことを明かし、念入りな役作りをアピールした。

シン・イェウンは、朝鮮一の商人を夢見るチュ・ウン役。「ウンは、愛情をたっぷり受けて育った朝鮮チェ氏商団の末っ子。誰よりも聡明で賢明で、どんな状況にも屈せず堂々と立ち向かいます」と説明すると、演技のため珠算を習ったと明かした。

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ムドク役のパク・ジファンは「ムドクはかつて麻浦界隈を牛耳る実力者だったが、今は平凡なワルペ(無法者)になり下がった人物。シユルと出会い、彼の秘密を知ったことから、再起を図ります」とキャラクターを表現。「混濁とするほど輝く主人公3人の青春と切ないストーリーを、監督が時代に合わせ、よく作り出したと思います」と作品を評価した。

ワルペ(無法者)たちを管理するイ・ドルゲ役のチェ・ギファは、「日ごろから監督と仕事がしたいという気持ちがありました。今回、多くのことを学びました。「こんな税金があったの?」「こんな税金を払いながら、どうやってこの人たちはこの苦しい人生を生きぬいたのだろう」と台本を興味深く読みました。そんなところにも注目していただくと、より楽しく観られると思います」と鑑賞ポイントを説明した。

巷には、チェ・ギファが韓服を着るとヒットするというジンクスがあるそうだ。それをMCから伝えられると「本当ですか?では今作は、本当に超ヒットしますね」とニコリ。余裕満々の姿がダンディだった。

キム・ドンウォンは、女真族出身の将軍であり、京江を支配しようと野心を燃やすワンヘ役。

「ワンへは、数多くの戦場を経験し、血の海の中で必死に生きるためにもがいてきた人物です。彼の事情や人生が雰囲気から感じられるように努力しました」と、役作りのこだわりを説明。「濁った水も流れ続ければ清くなるのと同じく、世の中も変わることができると信じています。今作が今の私たちに小さな慰めと勇気を与えられる作品になることを願っています」と語った。

見どころの一つが迫力ある映像美。リアルな京江や風景を再現するため、オープンセットを建設したという。

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ロウンは「98%くらいはオープンセット。室内セットはほとんどありません。リアルなセットのおかげで演技に自然と没入できました。劇中の夜の灯りがとてもきれいなので、部屋の電気を消して今作をご覧いただきたいです」と胸を張った。

また現場の結束力の強さが垣間見える場面も。

シン・イェウンは「ロウンさんは私と同世代なのに経験値が高くて、この環境にとても慣れた人に見えました。明るくて元気なだけでなく、芯がしっかりした方なんです。ソハムさんは演技を本当に愛していて、俳優という仕事へのリスペクトを感じられる人でした」と二人への信頼を寄せると、「失礼でなければ、僕からもイェウンさんの自慢をしてもいいですか?」とロウン。

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「イェウンさんは、灯火のようなエネルギーを持つ方です。疲れている時、イェウンさんが来ると周りが明るくなるんですよ。僕がどう表現すればいいのか悩んで緊張したシーンでは、イェウンさんを見ているうちに「こうしたらいいんだ」と気づくことが出来ました。演技をする中で、たくさん助けてもらいましたし、こんなに情熱のある方ともう一度必ず一緒に仕事がしたいと思いました。宝物のような友人に出会えたと思います」と絶賛した。

一方、ソハムは「ロウンさんは、いつも僕に自分の知っている全てのことを教えてくれようとしました。本当に演技を愛していて、情熱的な人なんです。大変な中でも精いっぱい走り回って、自分のシーンではなくてもモニターで僕の演技をチェックしてコメントをしてくれました。イェウンさんは、いつも台本読みを一緒にしようと言ってくださったり、現場で散歩をしたり、おしゃべりをしたりして、撮影現場の空間に慣れるよう気を遣ってくださいました」と感謝を述べた。

チュ・チャンミン監督も「今までで一番楽しかった現場でした。どの俳優たちも明るく、俳優同士とても仲が良かったです」と満足げな表情を浮かべた。

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最後の挨拶では、「1年半近く、多くの方が一生懸命努力して作り上げた作品です。俳優がどれだけ激しく演技をし、監督、スタッフの方々がどれだけ激しく撮ったのか、画面からも感じられると思います。ぜひ電気を消してご覧になることをおすすめします」とロウン。

MCが「行ってらっしゃい!」と激励の言葉を投げかけると、「チュンソン(忠誠)!」と軍隊式挨拶をして、1時間の会見の幕を閉じた。

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