『暴君のシェフ』の側室モクジュは燕山君を魅了した悪女・張緑水と同じなのか

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Netflixで大人気を集めている『暴君のシェフ』で、イ・チェミンが演じているのが国王イ・ホンだ。イケメンに似合わないほど残虐な男であり、史実の燕山君(ヨンサングン)を彷彿させる人物となっている。

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そして、この暴君が寵愛しているのがカン・モクジュ(カン・ハンナ)なのだ。彼女は美貌を誇り、側室として淑媛(スグォン)まで登り詰めている。

韓国時代劇が好きな人ならわかるように、燕山君の側室と言えば、張緑水(チャン・ノクス)があまりにも有名だ。「朝鮮王朝三大悪女」の1人であり、性格が最悪で嫉妬深かった。

燕山君が気に入っていた2人の側室を罠にはめて家族もろとも抹殺している。この残忍さを見た人たちは「張緑水に逆らったら生きていけない」と恐怖におののいた。

張緑水はさらに横暴になっていき、王宮の金庫を空にするほど散財してしまった。1506年、燕山君がクーデターで王宮から追放されて廃位になると、張緑水も斬首された。

彼女の遺体に人々が石を投げて、たちまち石塚ができたという。それほど憎まれていたのだ。

カン・ハンナ
『暴君のシェフ』で側室のカン・モクジュを演じたカン・ハンナ

悪女の真骨頂

この張緑水のイメージを『暴君のシェフ』のカン・モクジュも引き継いでいるのだろうか。

実は、彼女は張緑水のような「単純すぎる悪女」ではない。もっと、狙いが深い「複雑な悪女」なのである。実際には、チェサン大君(演者チェ・グィファ)の密偵として暗躍する存在となっている。

このチェサン大君はイ・ホンの叔父なのだが、厳しい王宮で生き抜くために、あえて愚か者を装っている。しかし、実際には王宮を転覆させるほどの悪事を起こそうとしている。

そんな男の手先になるのがカン・モクジュであり、彼女が『暴君のシェフ』で悪女の真骨頂を見せるのは間違いない。果たして、どんなワルぶりを発揮するだろうか。

〔作品情報〕
『暴君のシェフ』
制作年/2025年(全12話)
配信/Netflix
演出/チャン・テユ 
脚本/fGRD
出演者(役名)
イム・ユナ(ヨン・ジヨン/三つ星レストランヘッドシェフ)
イ・チェミン(イ・ホン/国王)
カン・ハンナ(カン・モクジュ/イ・ホンの側室)
チェ・グィファ(チェサン大君/イ・ホンの叔父)
ユン・ソア(ソ・ギルグム/水剌間(スラッカン)の女官)
ソ・イスク(インジュ大王大妃/イ・ホンの祖母)
オ・ウィシク(イム・ソンジェ/都承旨)

文=康 熙奉(カン・ヒボン) 

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