俳優チュ・ヨンウがこれまでにない“両極端な”キャラクターを見事に演じ分け、主演ドラマを成功へと導いた。
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チュ・ヨンウは、7月29日に最終回を迎えたドラマ『巫女と彦星』(Prime Videoで配信中)で、「ペ・ギョヌ」と「ボンス」の1人2役を担当。
(※以下、最終回のネタバレを含みます)
死の運命を背負ったギョヌは、初恋の相手パク・ソンア(演者チョ・イヒョン)や仲間たちとの出会いを通じて“本当の幸せ”の意味に気づいていく。
過去に「死人より生きている人間の方が怖い」と感じるほど辛い経験をするも、泣いている人を放っておけない優しい心の持ち主だった。
そんな彼はソンアを守るため、自らの体に悪神を再び封じ、命までも捧げるという一途な愛を見せている。
一方のボンスは、天真爛漫で破天荒な言動が特徴。
ときに愉快に、ときに憎たらしくもあり、物語の緩急を巧みに演出するキャラクターだった。
その正体は“チャン・ユンボ”という名の学徒兵。
戦闘中に重傷を負い孤独に命を落とした彼は、母に銀の指輪を渡せなかった無念から、想像上の“兄さん”を作り上げていたことが最終話で明かされ、視聴者に大きな感動を与えた。
このようにチュ・ヨンウは、ギョヌとボンスという相反するキャラクターを巧みに演じ分け、作品への没入感を高めた。
ソンアの手に触れるとギョヌに、手が離れるとボンスに変わる“行ったり来たり”の演技で、視聴者に驚きと楽しさを提供している。
感情の強弱を自在に操る演技力で、1人の体に宿る2人の人物の繊細な内面を丁寧に描き出した。
わずかな視線や表情、声色の違いだけでキャラクターの境界を明確にし、まさに“憑依型”ともいえる熱演を見せ、俳優としての存在感を一層際立たせた。
チュ・ヨンウの見事な演技はドラマの成功にも直結し、『巫女と彦星』はケーブル・総合編成チャンネルを含む同時間帯視聴率で1位をキープ。
さらに、GOODDATAが発表するドラマ出演者の話題性ランキングでは2週連続1位を獲得するなど、話題性も独占した。
最終回を迎え、チュ・ヨンウは次のようにコメントを残した。
「ワクワクしながら初回放送を待っていたのに、もう終わってしまうなんて…本当に寂しいです。トゲのあるギョヌがソンアの温かい手で変わっていく姿や、さまざまな状況の中で現れるボンスの存在に、多くの愛と関心をいただき、幸せな日々を過ごすことができました。皆さんにとっても、この作品と過ごした時間が楽しく、幸せなものであったことを願っています」
さらに、「またしても1人2役を演じることができ、2つの現場を行き来するような気分で楽しく撮影できました。今度は1人3役にも挑戦してみたいという気持ちも芽生えました。今後はより成長した姿でお目にかかれるよう努力します。暑い日が続きますので、くれぐれもご自愛ください。そして改めて、『巫女と彦星』を、そしてギョヌとボンスを愛してくださったすべての皆さまに、心より感謝申し上げます」と伝えた。
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