Prime Videoで独占配信中『巫女と彦星』でチュ・ヨンウが作り上げた “ハリネズミ男子”の魅力

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『巫女と彦星』に出演中のチュ・ヨンウが、とげのように心を閉ざした“ハリネズミ男子”キャラクターを、鋭い眼差しと冷笑的な口調で見事に体現している。

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チュ・ヨンウは、韓国tvNドラマ『巫女と彦星』にて、再び死の運命に直面するペ・ギョヌを熱演した。

不運を背負って生まれたペ・ギョヌは、幼い頃から何度も生死の境をさまよってきた。両親にさえ見放されたギョヌにとって、祖母のオ・オクスン(演者キル・ヘヨン)は唯一の拠り所だった。

そんな彼を唯一笑顔にしてくれる存在であるオクスンも病でこの世を去り、独り残されたギョヌはまるでハリネズミのように心の棘を逆立てて生きるようになった。

かつては次世代の国家代表とまで期待されたアーチェリーの有望株だったギョヌ。しかし思いもよらぬ大事故に巻き込まれ、周囲の嫉妬と誤解に晒される。

ついには放火犯という濡れ衣まで着せられることに。通りすがる人々からの冷たい視線と指さしにさらされるうち、ギョヌの性格は次第に冷笑的に変わっていった。

「憎まれるのも、繰り返されれば慣れるもんだ」と語るギョヌは、そんな姿を祖母に見せまいとアーチェリーを辞める決意を固める。

(写真=韓国tvN『巫女と彦星』放送画面)

水の霊に続き、今度は火の霊に取り憑かれたギョヌは、猛火の中でも生き延びようとするより、死を受け入れる道を選んだ。絶望の淵に座り込んだ彼の瞳には、深い悲しみと恐怖が同時に宿っていた。

死が迫るその瞬間でさえ、彼は自分に近づくパク・ソンア(演者チョ・イヒョン)に向かって「行け、来るな」と言い放った。

このように、チュ・ヨンウは常に周囲を警戒し、誰にも心を開こうとしない“ハリネズミ男子”ペ・ギョヌを、目つきと口調のひとつひとつに至るまで繊細に演じ切っている。ギョヌは、自分の不運が他人に及ばないよう、自ら心に高くて堅い壁を築いている。

「人間なんて、みんな嫌いだ」と口にし、友人に辛辣な言葉を投げかけた後、自ら傷ついたような表情を見せる姿は痛々しさすら感じさせる。また、天界から来た仙女を詐欺師と誤解し、激昂した感情をぶつけるかと思えば、祖母の遺体を発見して号泣する場面では視聴者の胸を締めつけた。

チュ・ヨンウは、平凡に生きることさえ困難なギョヌの傷だらけの内面を繊細に描き出し、その悲劇的な物語に自然と引き込まれてしまう。生きる意志をすべて失ったギョヌのこれからに、視聴者の関心が高まっている。

チュ・ヨンウが出演する韓国tvNドラマ『巫女と彦星』は、毎週月・火曜日の午後8時50分より放送中である。そして、本作は日本ではAmazon Prime Videoで独占配信中だ。

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